本日はガンプラレビュー。オリジン版HGザクⅡC型/C-5型を紹介します。
ザクⅡC型はいわゆる量産型ザクの中でも初期型に分類されるタイプで、
ルウム戦役等で活躍していたのはこのタイプ。後付設定では
対核装備(放射線遮断システム等)を組み込まれていた型とされています
(後の主力であるF型では省略され軽量化された)。
C-5型はC型に小改良を加えて地上/宇宙両方で使用可能にしたタイプのようです。


フロント&リアビュー。
これまで「○○専用機」ばかりだったオリジンザク系でしたが、
ようやく発売された量産型のザク。
キットはC型かC-5型を選択して組むことが出来ます。
私は一般的な量産型ザクの外観であるC型で組みました。
ちょっと太めなフトモモが少々気になりますが、プロポーションはおおむね良好。
もう一つ気になったのは全体的に成型色が暗い。
夜間戦闘用のロービジ塗装とでも脳内補完すればまあ・・・。



オリジン版キットらしく全身に適度なアレンジとディテールが追加されており、
「今風の解釈のザク」になっています。


頭部アップ。顔の出来は非常にいい感じ。HGUC版よりこっちのほうが
断然好みの形状ですね。
モノアイは顔下にあるレバーで左右に可動できますが、以前紹介した
プロトグフ同様首をいちいち引っこ抜く必要があるので面倒くさいです。

愉快なポーズをとっていますがこれくらい可動できるんだという事で。
ひじ、ヒザが2重関節なのはもちろん、スカートアーマーの可動や、
胴の動力パイプを避けて可動軸を設けることにより腰も捻れるようになっています。


胸の両脇部分は内側に可動して肩をすぼめる事が出来ます。
これによりマシンガンやバズーカの両手持ちがやりやすくなっています。

ちなみに若干ディテールの異なるザクⅡS型用のランドセルも付属しており
好きなほうを選んで装着することが出来ます。

こちらがC-5型として組む時に使用するパーツ。胸部中央と胸部左右、
腹部動力パイプ接続部、そして左腕に装着する2連装マシンガンパックが
C型との違いです。
スナップキットで組んだあとのパーツの交換は考慮されていないので、
C型として組んだあとにC-5型に戻すには接続ピンを短く切る等の加工が
必要です。

オプションパーツ一覧。豊富な武装類が魅力です。
手パーツは握り手左右の他に銃持ち手(右)と平手(左)が付属しています。


ザクマシンガン。
フロントグリップとスコープは可動式、マガジンは取り外しが可能。
肩や腕関節が柔軟なのでカッコ良く構えることが出来ます。

マガジンは1つ予備があり、リアスカートアーマーに装着できます。


ベルト給弾式マシンガン。
弾倉はバックパックに接続され、マシンガンと弾丸ベルトで繋がっています。
このベルトは軟質プラ製ですがやや硬く、ちょっと取り回しが悪いですね。


バズーカA2型。
いわゆるザクバズーカですが、3発装弾のマガジンが追加されています。
スコープとフロントグリップが上下に可動、トリガーグリップも前後に可動。
スコープのピンクはシールで再現。

マガジンも取り外しが可能。マガジンは3個付属していて、予備は
シールドに装着する事が出来ます。


ASR-78対艦ライフル。
特にギミック等はありませんが迫力のあるカッコイイ武装ですね。
スコープのピンクはこちらもシール。


ヒート・ホーク。
手に持たせるのはもちろん柄と刃を収納した方には3ミリ軸が付いており
腰に装着する事が出来ます。

同じオリジン版のプロトタイプグフとの比較。
実は両者は同じ関節パーツを使用しているのですが、プロトグフの方が
体格が一回り大きくなっています。

ではまとめを。
ようやく発売された量産型ザクとして期待されていたこのキット。
HGUCでは物足りない、RGは複雑すぎると言う方にはちょうどいい
ポジションのキットなのではないでしょうか。
ちょっとフトモモが太いのと妙に成型色が暗いという難点はありますが
武装も豊富だし組んだあとも楽しめる良いキットだと思います。
あと欲を言えば、C型とC-5型は組んだ後でも容易にパーツ交換で
組み替えられる仕様だったら良かったかなぁ。
以上、オリジン版ザクⅡC型/C-5型でした。
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