「イノセンティア」のレビューをお送りします。
このイノセンティア、発表当時からそのあざと(ゲフンゲフン)・・もとい可愛らしいデザインから
FAGファンの話題になり、コトブキヤショップの通販では予約開始から一瞬で完売、
追加で用意された2次予約分も瞬く間に完売するほどの人気でした。


フロント&リアビュー。塗装無しの素組み状態です。
見ての通り、FAGマテリアをベースに新規パーツを追加して構成されています。
フィギュアプラモとしての基本的な構造はマテリアとほぼ同様です。


マテリア(白ver.)との比較。


胸にはふくらんだバストパーツが追加。首元のアクセサリーも新規。
背中のアーマーは3ミリ穴が3個付いた物に変更、お尻を覆うアーマーも
3ミリ穴付きのものに変更され、3ミリ軸接続によるカスタマイズの幅が広がっています。
ちなみにノーマルマテリア用のアーマーパーツも金型の関係で全て付属しているので、
ノーマルマテリアと同仕様に組むことも可能です。


マテリアから最も大きく変更されたのは肩の構造(胴体側)。
これまでは肩ボールを前後の肌色胸パーツで挟み込む単純な方式で、ヘタレやすく
調整も面倒でしたがイノセンティアでは胴体内部に1ピースの前後稼動する
ボール受けパーツを内蔵。
これにより肩周りの保持力が大幅に向上。ゆるんだ時の調整も
わざわざ胴体パーツをを分解せずとも出来るようになりました。
そして肩ボールを引き出すことによって可動範囲も広げる事ができ、写真のように
腕を伸ばしたまま前方で交差させるようなポーズも可能になっています。
この改良はマジで素晴らしい。旧型のFAGもこれに換装できるような
オプションパーツとして販売してくれないでしょうか。


首元のフリルはアクセサリーの付いてない物と交換可能。


肌色になった腕と脚は新規パーツ。
足の指先には爪まできちんとモールドされています。


太腿中央の分割ラインの白いリングは肌色の物も付属しており
好きなほうを選べます。

マテリアと同様に上腕と太腿の赤いパーツは3ミリ穴付きのタイプに変更可能。

マテリアと同タイプの手足パーツも付属。
成型色はわずかにメタリックの入ったつや消しの黒で、マテリア(ノーマルver.)とは
色合いが異なります。
組立て説明書によると一応こちらが「武装状態」ということになっています。
徒手空拳ですがねw
腕が素肌と黒の2種類あるのでハンドパーツも肌色と黒、それぞれが左右5種類付属。
また、強度的な弱さが若干不評だった手首関節パーツが、肌色と黒色それぞれ2個づつ
予備が付属しています。これはありがたいですね。



顔パーツは「正面向き」「左向き」「右向き笑顔」の3種類が付属。
FAGアーキテクトと同様に頬の赤みやハイライトも最初からプリントされています。


髪型は左右の髪パーツを換装することによってツインテールとショートカットの
どちらかを選べます。
注意点として左右髪パーツを外すのがちょっと大変なので、ゆるくなりすぎない程度に
頭部側の髪パーツにはめ込まれる凸部分をヤスリ等で削って
調整することをオススメします。

ツインテール部分は接続部に可動軸があります。
テール髪側の可動軸を差し込む穴がキツイ場合があるので、その場合は
無理して押し込まずに調整してやりましょう。


前髪パーツは3ミリ穴付きのタイプに交換でき、後述の
耳系アクセサリパーツを装着できます。

左が猫耳、右がメカ猫耳。

左がメカ立ち犬耳、右がメカ垂れ犬耳。

左がメカキツネ耳、右はメカアクセサリー。
なんと6種類もあります。髪型の2種類と組み合わせて
好みのタイプが選べます。
変な所で本気出してきたなブキヤ&フミカネ先生(褒め言葉)
おっと1つ注意点。
アクセサリ最後の「メカアクセサリー」ですが、これは一度ばっちりハメ込んでしまうと
普通の方法では外せなくなります。
カッターの刃先を隙間に差し込んでグリグリこじ開けるように外すしかないです。
こんな事いちいちやってたら大変だしパーツにキズがついてしまうので、
まず事前にメカアクセサリー側の3ミリ径ピンを1ミリほどカットして短くし、
ピンの脇についている噛み合わせ用の板状突起も切り落としてしまいましょう。
これで最後まではめ込んだ後でもメカアクセサリーを回すように捻れば
外せるようになります。

マテリア系は人間に近いシンプルなスタイルなので、ドール服を着せて
楽しむ方が少なからずいらっしゃったようですが、そっち系の需要にも応えて
ドール服用に長めの首パーツと靴を履きやすい小さめの足先パーツまで付属しています。









ポーズ集。
可動範囲はマテリアと同じで大変良好。
スタンドは付属してないのでfigma用などを流用しましょう。

ではまとめを。
ベースキットである「マテリア」に大量の新規パーツをセットした
アッパーバージョンとでも言えるキット内容になっていますね。
キット単体でも組み替えの幅が広く、とても楽しめます。
肩回りの改良、手首関節の予備付属も非常にうれしいポイントです。
難点としては組み換えをするパーツの一部のハメ込みが固いので
調整が必要な所、そして・・武装型のFAG並みに上がってしまった価格
(定価4500円)ですかね。
キュートさではこれまで発売されたFAGの中でもトップクラスですので
外見が好みだと言う方にはぜひオススメしたいFAGです。
以上、コトブキヤ フレームアームズ・ガール イノセンティアでした。
イノセンティアはマテリアから
1) ドール化にも対応した、ボディのブラッシュアップ
2) 髪型のコンパチ化
位が改善されたもんだと思ってましたが、肩可動の広域化は嬉しい誤算でしたねぇ… o(^o^)o
仰る通り、従来のFA:Gにも対応したパーツを別売して欲しい処ですが、ブキヤさんの事なんで「:RE」で再販とかになるんでしょうねぇ。
他サイトで上半身を轟雷に組み合わせた作例を見たんですが、フリースタイルバズーカを片手で保持出来るのは凄いなぁと思いました。
まぁ、今後アーテルとかヘキサギアとか購入せんといかんので、武装やビークル等の展開次第になるんですが、以前よりは興味が出て来ましたかねぇ。
(迅雷のごとく)青いバージョンも出るみたいですし。 ( ´ ▽ ` )ノ
コメントありがとうございます。
>肩可動の広域化
肩の改良は本当に良いですねぇ。
可動が広くなったのももちろんですが、保持力の強化がマジうれしい。
>「:RE」で再販とかに
ブキヤならやりかねないのが怖い(汗)
まだ我々に多々買えというのか・・・。
バズーカが持ちにくい轟雷はもとよりナックルが重い
アーキテクトにもぜひ欲しいパーツですね。
部品注文したいくらいなんですがチト割高ですし・・・。
まあ思ってたよりずっといい出来なんでおすすめですよ
イノセンティア。
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