轟雷10式Ver.[witsリトルアーモリー]をレビューします。
前々回の記事でもちょっと触れましたがあらためて説明すると、このキットは
「フレームアームズガール轟雷」の成型色を変更した限定キットです。
またノーマル轟雷に比べて定価が400円アップしたものの、
一部の装甲パーツランナーが2枚付属
髪色・パンツが2色から選択できる
MSG日本刀が追加
トミーテック製小火器プラキット「リトルアーモリー」の89式小銃が付属
等、内容的にかなりお得なキットになっています。


パッケージは前に紹介したので省略して、完成後の姿がこちら。
塗装無しの素組み状態です。
ノーマル轟雷と成型色以外の変更点はありませんが、
その独特なカラーパターンで印象は結構変わりますね。
茶と緑の装甲パーツのパターンはある程度好きなように組むことが可能ですが
今回は説明書どおりの標準的なカラーパターンで組みました。


自衛隊の最新鋭戦車「10式戦車」をモチーフにした配色が目を引きますね。
本物の戦車に施された2色迷彩をそのまま再現するのではなく、
2色の装甲色パーツの配置を混ぜる事で迷彩を表現しています。
ちなみに「2色の装甲パーツの配列で迷彩を再現する」と言うアイディアは
フレームアームズ・ガールのデザイナーである島田フミカネ先生の発案だそうです。


ノーマルの轟雷(左側)と並べてみました。
成型色以外の違いはありません。
そういえば一応肌色パーツも10式ver.のほうは
ノーマルに比べて若干濃い肌色に変更されているのですが、見ての通り
ちょっと離れると全然区別がつかない程度の違いしかありません。
「日本人っぽい肌色にした」とのことですが、
もうちょっと色を濃くしても良かったんじゃないかな。




表情パーツは視線が正面向き・右向き・左向きの3種類の他に
ノーマル轟雷では付属しなかった「叫び顔が」追加されています。
瞳の色もブルーから茶色に変更。髪の毛パーツはブラウンと
ホワイトグレーから選択できます(今回はブラウンを選択)。

ノーマル轟雷にも付属していたMSGフリースタイル・バズーカも
もちろん付属。
成型色は本体装甲色と同じダークグリーンになっています。
バズーカの重量に手首が負けちゃって構えづらいのも相変わらず。


同じくMSGより「日本刀」も付属。FAGスティレットに付属していたのと同じですね。
シルバーの成型色なのも同様。


刀身を鞘に収めた状態。2本用と1本用のホルダーを選択して
尻アーマーに装着できます。

そして今回の10式ver.の目玉とも言えるトミーテック製リトルアーモリーシリーズから
自衛隊の正式小銃である「89式5.56mm小銃」が付属しています。
リトルアーモリーとは世界各国の小火器を1/12スケールで再現した
組立て式のプラモデルシリーズ。
ディテールは細かく再現されていますね。説明書には接着推奨となっていますが
はめ込みだけでも特に問題は感じませんでした。
ちなみにこのリトルアーモリー89式小銃、普通に買うと定価1400円(税別)もします。

轟雷付属の銃持ち手で問題なく保持可能。
銃身につけるバイポッド(二脚)は閉じた状態と開いた状態の物が付属。
画像は閉じた状態。
先端に装着するバヨネット(銃剣)も脱着可能。
銃身が非常に細いのでバイポッドの交換時には注意が必要です。

マガジン(弾倉)も着脱可能で、外した状態のマガジンが別パーツで
付属しています(左手に持っているのがそれ)。

89式小銃を構えた状態。
う~ん、感想としてはビミョ~に銃がスケール的に小さい気がしますね。

専用の水転写デカールが1枚付属。
実際の自衛隊で使われているマーキングも含まれています。

いつものイメージイラスト再現用パーツも付属しています。

そしていつものナイフも付属。任意の3ミリ穴に装着できます。

今回私はキット標準のカラーパターンで組みましたが、結構な数の
パーツが余ります。
この中で簡単に組立て後に付け替えられるパーツと言えば
肩アーマー・尻アーマー・ショルダーキャノンでしょうか。
太腿アーマーはF5パーツがないと装着できませんが、
もしFAGスティレットを持っているならF5は余剰パーツとして存在するので
流用すれば交換可能になります。
他のパーツはスナップフィットキットである関係上、簡単に交換可能にするには
色々と加工が必要そうですね。




ポーズ集。
可動範囲はノーマル轟雷と変わらず。
スタンドの類は付属していないので、自立できないポーズの場合は
自前で用意する必要があります。

ではまとめを。
ノーマル轟雷より価格は400円アップしていますが、その分追加パーツが多いので
かなりお得感のあるバリエーションキットと言えるでしょう。
欲を言えば手足の装甲パーツやゴーグル、頭部の一部パーツが
もう1セットあれば配色の自由度が上がったり、頭髪の色変えを手軽に出来たので
そこが少し残念(まあそれがしたかったらパーツ注文しろって事なんでしょうが)かな。
あと肌色はノーマルと差別化するならもう少し濃い色にするべきでしたね。
ぶっちゃけ至近距離で並べないと区別がつかないくらいの差なんで・・・。
以上、フレームアームズ・ガール 轟雷10式Ver.withリトルアーモリーでした。
私も全部の装甲が2枚入ってると思い込んでて、茶ベースに緑をワンポイントみたいに組みたかったんですが…。 ヽ(´o`;
仕方無くイラスト通りにしましたが、もう¥100〜200増しでも良いんで2セット入れて欲しかったですねぇ。
ブキヤさん、カラバリ好きなのも解らないでは無いんですが(轟雷で4色目)…、前にコメした様に「漸雷」や「榴雷・改」、鹵獲機である「ウェアウルフ・スペクター」に改修出来るアーマーセット(フェイスやハンドパーツも有ればなお良し)売ってくんないかなぁ、と思いますねぇ。 (-.-;)y-~~~
コメントありがとうございます。
>全部の装甲が2枚
私も最初はそう思い込んでましたがさすがにそこまで
甘くはなかったですねw
>改修出来るアーマーセット
どうでしょうね。でも漸雷やスペクターはボディカラーが
ノーマルと違うので出すとしたらフルキットで出してくるんじゃ
ないですかね・・なにせコトブキヤだし・・。
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