コトブキヤ フレームアームズ・ガール 轟雷
フレームアームズ・ガール第1弾、轟雷のレビューです。
FAG轟雷032

今回は現在大人気のフレームアームズガール、その第1弾である
フレームアームズガール「轟雷」のレビューです。

以前からずっと欲しかったんですが、今回の再販でようやく手に入れる事が出来ました。
現在も継続中のフレームアームズガールの基礎フォーマットを作った
記念すべき第1作ですね。






FAG轟雷001

まずはパッケージから。

箱の面積はスティレット等と同じですが厚みは若干薄いですね。






FAG轟雷002

中身はこんな感じ。いつもの事ですが完成後のサイズの割には
ランナーの量が多いです。






FAG轟雷003
FAG轟雷004

完成した姿がこちら。無塗装の素組み状態です。

モチーフとなったのはフレームアームズ三二式一型 轟雷。
まるで戦車を思わせるごつい装甲パーツと可愛らしい少女が融合した
ミスマッチ感が何とも言えない魅力になっていますね。

今回組立てるにあたってパーツのはめ合わせがやたら固い箇所が
いくつかありました。

胴体上半身の前後あわせやヒジ、首と頭部を繋ぐBJや、胴体内部の
首へと繋がる軸の取り付け等がかなり固かったです。

個体差とかがあるのでしょうが、組立ての際には慎重に調整しながらやりましょう。






41IzS1WcUaL.jpg

こちらが元ネタとなったフレームアームズ「三二式一型 轟雷」。
見ての通り戦車がモチーフとなった陸戦用フレームアームズです。






FAG轟雷005
FAG轟雷006

FAG第1弾にしては成型色による色分けは比較的良好で、素組みでも
なかなかカッコ良く仕上がります。

部分塗装をするにしてもそれほど苦労はしないんじゃないでしょうか。
ただ例によって溶剤に弱いABSパーツには要注意。

装甲パーツの表面がツルツルしているので、ここだけつや消しクリアーを吹くか
メラミンスポンジでつや消しにして軽くスミ入れをするだけでも
AFVらしさがアップしていい感じになると思います。





FAG轟雷007
FAG轟雷008
FAG轟雷009

顔パーツは視線が「正面向き」「右向き」「左向き」の3種類付属。
視線が違うだけで表情そのものは全て同じ。





FAG轟雷010

手首パーツは5種類が付属。PVC製で柔軟性があります。
この辺は以前紹介したFAGスティレットと同仕様ですね。

第3弾のFAGマテリアからは2軸の球状ジョイントに改良されているので
轟雷とスティレットのいわゆる「初期型FAG」の特徴とでも言いましょうか。






FAG轟雷011

水転写式のマーキングデカールが1枚付属。






FAG轟雷012

次は可動を見ていきましょう。

頭部は2重BJで接続。髪型がショートカットなのでスティレットやアーキテクトよりは
だいぶ動かしやすいですね。

肩はボールジョイント+軸可動、上腕ロール軸、肘は1軸。






FAG轟雷013

上半身と胴体は軸可動+ボールジョイントで前後左右に可動。






FAG轟雷014
FAG轟雷015
FAG轟雷016

脚部は股関節がボールジョイント、太もも途中にロール軸、膝は2重関節と
FAGスティレットやFAGアーキテクトと同じ仕様なのですが、轟雷ではまだ
スカートの分割可動が採用されておらず、太ももの可動がかなり窮屈な感じ。

膝の2重関節もキャタピラが干渉してしまうので、大きく曲げるには
キャタピラを逃がす必要があります。





FAG轟雷017
FAG轟雷018

足首は2軸の軸可動で可動範囲はそれなりに確保されています。

ただ足先の接地面積がスティレット程ではないにしろ
かなり小さいので、後述のキャタピラによる補助やスタンドが無いと
ポーズをつけての自立は難しいですね。






FAG轟雷019
FAG轟雷020

ふくらはぎに装着されたキャタピラはボールジョイント+軸可動があり
後方に展開可能。

先述のように足先の接地面積が小さい轟雷ですが、
キャタピラを展開すれば自立のフォローとして使えます。






FAG轟雷021

次は武装関係を見ていきましょう。

右肩にキャノン砲を1基装備。






FAG轟雷022

キャノン砲は砲基部のボールジョイントと2軸の軸可動があるアームで
背中の3ミリ穴と接続しています。

もちろんボディ各所の他の3ミリ穴への接続も可能。





FAG轟雷025
FAG轟雷026

脚にはナイフを装着。手持ち武器として装備できます。






FAG轟雷023

そしてコトブキヤのオリジナルプラモ用オプション「MSGシリーズ」から
「フリースタイル・バズーカ」が装甲パーツと同じ成型色で付属。

グリップ部分のみFAG用の物に差し替えて使用します。





FAG轟雷024

フリースタイル・バズーカはグリップ基部部分と本体後部には
可動軸もあり、構える時の角度の調整等にも使えます。

ただこのフリースタイルバズーカ、見ての通りかなり大きくて
手首のBJの保持力が完全に負けてしまっており、
キレイに構えさせるのが中々大変です。





FAG轟雷027

左腕と左脚を無可動の物に交換してパッケージイラストを再現できます。






FAG轟雷028
FAG轟雷029
FAG轟雷030

ポーズ集。

太ももの可動がやや窮屈なので、ダイナミックなポーズが付けづらい印象。
ちなみに轟雷にはスタンドは付属していない(簡易スタンドが付くのは次のスティレットから)
ので、今回もfigma用スタンドを使ってます。





FAG轟雷031

ではまとめを。

フレームアームズガールの基礎となったFAG轟雷、この時点で後々まで続く
基本フォーマットをしっかり確立しているのが印象的でした。

表情のバリエが無い、スカートが太ももに干渉する、スタンドが無い等の難点は
後のシリーズで積極的に改善されていきました。

まあ多少の難点はいくつかあるんですがやっぱデザイン自体が素晴らしいんですよね。
FAGシリーズの中でも私はこの「轟雷」が一番好きです。

FAG轟雷は限定のカラバリがいくつか発売されており、11月30日にも
カラバリである「フレームアームズ・ガール 轟雷 10式 Ver.」が発売予定です。

カラバリもいいんですが元ネタのFA轟雷には装備を変更したバリエーションである
「漸雷」や「榴雷・改」、鹵獲機である「ウェアウルフ・スペクター」なんかもあるんですから
パーツ追加でこの辺もガール化してくれたら面白いんじゃないかな。


以上、コトブキヤ フレームアームズ・ガール 轟雷でした。



2016/08/05(Fri) | フレームアームズ・ガール | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
コメント
----

私もデザイン(とカラーリングを総合して)はこのヒトが1番完成度が高いと思います。
元々ミリタリー系に強い島田氏と柳瀬氏のデザインですからねぇ‥、ハズす方が難しいかなとw
兵装の「フリースタイルバズーカ」、見た目は良いんですが、「アサルトライフル」とかの方が実用的ですかねぇ… ε-(´∀`; )
(シン・ゴジラにも出てた)「10式」は未だ検討中ですが、「迅雷 indigo ver.」が来る前に「アーキテクト」を購入しました、将来的にカスタムベースにする津守です。
「漸雷」や「榴雷・改」、鹵獲機である「ウェアウルフ・スペクター」なんかは、単一の製品としては出ない気がします(もう最新鋭機の「バーゼラルドとかのフェーズになってるんで)が、本家で以前販売された「アーマーセット(外装と兵装のセット)」には期待しています。
スティレットにも出てました(クファンジャルやスーパースティレット等のコンパチ)しねぇ‥ σ^_^;
個人的には(別系の)グライフェンとかジャイブ系、輝槌なんかがFA:Gにどうリデザインされるのかを見てみたいかなぁ。

あ、全く別の話ですが「10周年」ですよね?
by: びーばる * 2016/09/08 23:36 * URL [ 編集] | page top↑
--びーばる様--

コメントありがとうございます。

>ハズす方が難しい

どちらも一線で活躍していらっしゃるデザイナーですからね。
デザインの纏め上げ方はさすがと言うしかありません。

>実用的ですかねぇ

バズーカは迫力はあるんですがいかんせん扱いにくいですね。
そんなときはM.S.Gシリーズから好みの武装を
チョイスすればOK!(ダイマ)

>「アーキテクト」を購入

アーキテクトも買われたんですか、あれはイイ物ですね。
アーキテクトはスリムで3ミリ穴も多いので改造ベースには
いいかもしれませんね。
ジャイブ系FAGは確かに見てみたい。

>10周年

そうですね。すっかり忘れてました。
これからもよろしくお願いします。
by: いいんちょ@ * 2016/09/10 20:35 * URL [ 編集] | page top↑
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://robertomolga.blog52.fc2.com/tb.php/929-bf90fbed
前のページ ホームに戻る  次のページ