新たなる勇者: RZ-041ライガーゼロ(ライオン型)
本日は共和国軍大型汎用高速ゾイドRZ-041ライガーゼロを紹介します。
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DATA
全長/24.0m
全高/8.3m
重量/85.0t
最高速度/307.0km

武装
AZ208mm2連装ショックカノン
AZ108mmハイデンシティビームガン
レーザーファング
ストライクレーザークローx4

定価2500円


数多くの野性ゾイドを絶滅に追いやった「大異変」以降、ほとんどの野性ゾイドは
惑星Zi人による保護政策が取られ個体数は徐々に安定して行きましたが
その反面ゾイド本来の生命力は低下してしまう傾向が見られました。

操縦性向上の為にゾイドの本能を制御する設計が主流の帝国系ゾイドは
ことさら影響が大きく、帝国技術部では人の保護下にない完全野生体の
ライオン型ゾイドをベースに最小限の改造を施し、戦闘装備は必要に応じて
換装するC・A・S(チェンジングアーマーシステム)を採用して
野生ゾイドの生命力・闘争本能を色濃く残したゾイドの開発に成功。
それが後にライガーゼロと呼ばれるゾイドだったのです。

西方大陸の帝国軍最大の拠点ニクシー基地で素体がほぼ完成状態にあったゼロでしたが
共和国軍のニクシー基地攻略戦の最中共和国軍のエース、レイ・グレッグによって奪われ
その機体を元に共和国軍が独自にCAS用オプションを開発して
シールドライガー・ブレードライガーの後継機として正式採用され
主に高速部隊に配備され活躍しました。

CASによる換装形態としては標準形態のタイプゼロ、高速形態のイェーガー、
格闘戦強化形態のシュナイダー、砲撃戦用のパンツァー、ある程度の
飛行・滑空が可能な強襲型のフェニックス、最終形態のファルコンがあり、
また共和国にやや遅れてゼロを完成させたガイロス帝国軍のイクス等があります。



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新たな主役メカとして登場したライガーゼロ。
白と黒のモノトーンというこれまでのゾイドには見られないカラーリングですね。
キットは基本形態のタイプゼロアーマーをモデライズしています。
火器がショックカノンと尻尾のビームガンしかなく、爪と牙による格闘戦に
偏った形態です。

アニメでは「新世紀/ゼロ」で主役機として活躍。
公式ファンブックではレイ・グレッグがタイプゼロを好んで使用していました。



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コクピットは頭部にあります。これまでのライガー系ゾイドはグラスキャノピー式でしたが
ライガーゼロは元々帝国製だった事もあって装甲ハッチ式のコクピットです。
両ホホとアゴ下のアーマーも手動で可動できます。




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背部のイオンブースターは開閉可能で、開くとエンジンノズルがせり出します。

わき腹のダウンフォーススタビライザー(ウィング)も展開できます。




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胴体下にはAZ208mm2連装ショックカノンがあります。
武装の少ないゼロの主力火器(尻尾のビームガンはあまり有効な火器とは思えない)です。




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接近戦用の爪、ストライクレーザークロー。
エネルギーを集中させて敵ゾイドの装甲を切断する強力な格闘兵器です。
アニメ「新世紀/ゼロ」ではライガーゼロの必殺技的な扱いをされてました。

爪は一本一本が独立しており、開閉可能(写真手前が開いた状態。奥が閉じた状態)です。




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アーマーを全て外したいわゆる「素体」状態。
防御力は皆無に近いですが、野生ゾイド本来の生命力や闘争本能は最大限に発揮されます。
公式ファンブック3巻でレイ・グレッグがグランチャーの電磁波攻撃を
打ち破るためにこの形態を使用して危機を脱しています。

この状態に別売オプションであるイェーガーやパンツァー等のアーマーを
取り付けることが出来ます。

・・・が、私別売のアーマーユニットは一つも持ってませんorz




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素体のアップ。
シールドやブレードのフレームの流用ではなく完全に新規金型で作られています。




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取り外したタイプゼロアーマー群。
結構な数ですね。
おかげでこのクラスのゾイドとしてはかなり組み立てが面倒臭い部類に入ります(笑)




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初期生産分のライガーゼロは1箇所問題があります。
写真は後足のアーマーですが、中央にあいた穴部分にある本体との接続ピンが
強度的に弱く、アーマー脱着の際に折ってしまう可能性があります。

後に再販されたライガーゼロではアーマーの開口部が狭くなって改良されています。




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ライガーゼロはモーターを内蔵しており、口を開閉させながら前進歩行します。

ではまとめを。

アニメ「新世紀/ゼロ」での活躍もあって人気の高いライガーゼロ。
シールドライガーなどに比べるとすっきりしたデザインですが
そのカッコよさは健在で、新たな主役級メカとして申し分の無いゾイドです。

ただちょっと不満もあって、正面から見ると肩幅が狭すぎてペッタンコな印象を受けます。
あと上アゴの犬歯の間に歯が無くて「すきっ歯」みたいに見えちゃうのも気になります。

またライガーゼロが好きなら前述のアニメ「新世紀/ゼロ」は必見です。
特に最終話。イエーガー、シュナイダー、パンツァーの全てが使用不能になった
主人公ビットのライガーゼロがタイプゼロに換装し、荷電粒子砲の爆煙を切り裂いて
バーサークフューラーに挑みかかるシーンは何度見ても鳥肌が立つ程カッチョイイです。

以上、ライガーゼロでした。



2007/01/03(Wed) | ゾイド・共和国 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
コメント
--新年の挨拶--

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

ゾイドはLBZ等を買っております。
今度、HMMと言うシールドライガーを買う予定です。
このライガーゼロはその後継機になる様ですね。
HMMはアクション重視らしいので、ちょっと楽しみです。

何はともあれ、本年もよろしくお願い致します。
by: 遊慈 * 2007/01/05 21:59 * URL [ 編集] | page top↑
--遊慈様--

コメントありがとうございます。

>HMM

コトブキヤのシールドライガーの事ですね。
なんかすごいアレンジが施されてますが。
本家トミーのシールドライガーも味があっていいですよ。
今ならザラスで1000円で買えるし(苦笑)
by: いいんちょ@ * 2007/01/06 18:17 * URL [ 編集] | page top↑
--白獅子 優遇され過ぎ。--

平成ゾイドの主役で、非常に長く前線に留まった傑作機。CASという着せ替え機能のお陰で、旧式化の嵐に巻き込まれず済んだ。

野生体の力を最大限に発揮し、タイプゼロでも充分な格闘能力を発揮する。
格闘特化のシュナイダーは全力で攻撃すればOSデスザウラーの超重装甲を切り裂く。
砲撃特化のパンツァーは中小型ゾイドを部隊ごと焼き払い、至近距離の大爆発にも耐える防御力を持つ。
速力特化のイエーガーは防御力ではタイプゼロにも劣るが、就役当時大型高速ゾイドの中では最速クラスだった。
帝国のイクスは、格闘、火力、速力共に最高クラスで、初期CASの中では最強。
B-CASと呼ばれるライガーゼロフェニックスは飛行能力まで獲得し、新兵器チャージミサイルは5分間のフルチャージの下放てば、ゴジュラスギガの32門ゾイド核砲1門分と同等の威力を持たせられる。
B-CAS最終型のフェニックスは、本来エナジーライガー向けの装備であるが、政治的事情で共和国に渡り、全CAS中最高の格闘性能と飛行能力を得た。これでもまだエナジーライガーとは互角である。

最も優遇されたゾイドといっても過言ではない機体。
戦場のインフレにあわせてどんどん化物じみた機体になっていった。しかしファンブックやバトストから考えると、これほどのチートスペック機体でも結構な数がやられており、戦場の過酷さを物語る。高速ゾイド最強なのは、間違いなくゼロフェニックスとエナジーライガー。それでも超巨大ゾイドには攻撃力不足らしい。
リアリティーのかけらも無いじゃありませんか。
by: * 2015/05/19 11:14 * URL [ 編集] | page top↑
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