最近ガンプラ紹介ばかりやってますが、
ミクロもゾイドも正直ネタがないんで勘弁してください。
(ミクロマンアーツは高いうえに地雷臭が凄いし・・・)
さて本日取り上げるのはバンダイHGUCシリーズより「ジム・カスタム」。
ジム・カスタムはOVA「機動戦士ガンダム0083」に登場した
連邦軍の量産型モビルスーツです。
主人公のコウ・ウラキに「特徴が無いのが特徴」などと
ひどい事言われちゃったりしますが、通常のジムの倍近い推力を誇る
エース専用として配備された高性能機です。

まずは箱から。
スリムなジム系であるせいか、以前紹介したジムスナイパーⅡ同様の
HGUCでも一番薄いサイズですね。

ランナーはポリキャップ含めて8枚と多いですが、ランナーが小分けされてるので
部品点数自体はさほど多くない感じ。


まずは装備無しの素組み状態。
カトキハジメ氏のアニメ用設定画よりスマートな感じにアレンジされてます。
特に脚周りが顕著。初代ガンダムに近い感じですね。
「上半身が大きい」「脚が短い」と散々言われてきたHGUCのジム系MSですが
ようやくプロポーションが改善されて物凄くかっこよくなっています。
ガンダムNT-1「アレックス」を開発したオーガスタ研究所の系列機だけあって
ランドセルがアレックスと同じデザインですね。

顔も超イケメン。
カメラアイのシールドはクリアパーツ。トサカ(チョンマゲ?)部分の緑は
付属のシールです。
クリアパーツ内側にはカメラアイのモールドがあるので、銀色で塗装しておくと
見栄えがアップします。


各パーツはシャープなエッジで成型されていてよい感じ。
パーツの色分けも元々の色数が少ないおかげで塗装無しでもかなり再現されています。

足裏のモールドもちゃんとあります。
股関部分には別売りのアクションベース接続用の穴がありますが
アクションベースを使用しない時には蓋パーツを装着してふさぐ事が出来ます。
(写真は蓋パーツを装着した状態)
残念ながらベース接続穴は長方形の形になっているため
3ミリ棒接続の他のスタンド(figma用スタンド等)は使用できません。

ジムスナイパーⅡと並べてのプロポーション比較。
これまでのジム系キットと比べて上半身が小さく、太ももがわずかに長くなっており
プロポーションは格段に良くなりました。

ヒジは2重関節で大きく曲げることが出来ます。

ヒザも2重関節なんですが意外に曲がらず90度くらい。
足首は前方向にはかなり曲げられますが、後ろや左右方向へは
ほどほどと言った所。

装備品。
ビームサーベル刃2本、シールド、ジムライフル&専用持ち手、
サーベル持ち手、平手左右、そしてライフル両手保持用に
手首に軸可動が追加された平手(左手のみ)が1個付属。
手パーツは他に握り拳(この記事の完成写真等で装着している物)が左右1個づつあって
表情が豊富に付けられるのが嬉しいですね。


ジム・ライフルとシールドを装着した状態。
なにこのジム超カッコいいんですけどw

ジム・ライフル。ガンダムのようなビームではなく90mmの
実体弾を発射する兵器です。
ジム・カスタムは出力的にビームライフル使用も余裕なはずなんですが
なぜか劇中ではジム・ライフル以外の飛び道具は使用しませんでした。
専用の手首パーツでしっかりと保持されます。
マガジンが下に出っ張っているデザインなので、構えやすいように
手首パーツは手首軸が外方向に角度がついた物になっています。

シールド。ジムコマンド等が持っている曲面型のタイプですね。
実はこのシールドの金型は以前紹介した「ガンダム・ヘイズル改」の流用で、
腕への接続方法なんかも全く同じです。

ビームサーベル。
専用の持ち手で保持されます。


ポーズを取らせても主役機ばりに強そうです。
ジムカスタム主役のOVAとか出ないかなw

ではまとめを。
プロポーションが大きく改善され、これまでのGM系キットとは比較にならないほど
かっこよくなっていますね。
組み立ても容易ですし、色分けもかなりがんばっているので
素組み派にも嬉しいです。
難点をあげるとすれば、腕や肩パーツが余り工夫の無いモナカ割りの為
分割線が少々気になってしまう点くらいですね。
あとこれは元デザインのせいなんですが、カラーリングが薄青主体でメリハリが無いので
スラスター部分の部分塗装や、全体へのスミ入れなんかをやると
グッと見栄えが良くなると思います。
以上、HGUCジム・カスタムでした。
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