私はここ何年か800万画素のコンパクトデジカメで
ブログ用の写真を撮っていたのですが、最近色々機能面に不満が出てきたので
新しいデジカメを買おうかと考えていました。
出来れば高倍率レンズの物がよかったんですが、なにせミクロマンをはじめ
小さいものばかり撮っているので普通の高倍率コンデジでOKとはいきません。
高倍率でなおかつ「被写体の近くで撮れる」カメラが欲しかったんですよね。
ちょっと詳しく説明しますとカメラには「最短撮影距離」というものがあります。
要するに被写体とのピントが合う限界の距離で、ほとんどのメーカーの機種では
「ズームを使うと被写体から離れないとピントが合わない」んですよ。
これではズームするほど被写体から離れなくてはいけなくなって
小さいものを撮るのには本末転倒ということになります。
「マクロモードで1センチまで寄れる」みたいな機種もありますが、実は
マクロでそこまで寄ると画像がゆがんでしまうので、あまりトイの撮影では使えません。
そこでズーム状態でも被写体との最短撮影距離が近い機種を探していました。


そこで今回私が購入したのがオリンパスのSZ-15と言う機種。
光学24倍ズーム、光学最大ズームでも被写体に40センチまで
近寄ることが出来ます。
この機種どうやらカタログ落ちしたらしく(オリンパスのパンフレットから消えてました)、
K's電気で以前見たときより3千円ほど安くなっていたので思い切って購入しちゃいました。
ちなみに「コンパクトデジカメ」の部類に入るんですがその中でもやや大きい方で
ズボンや上着のポケットに突っ込んでおけるようなサイズではないですね。
特に高倍率レンズのせいで厚みが大きく、重量もそれなりにあります。

電源を入れるとレンズがニュッと出てきます。

最大ズームにするとレンズがここまで伸びます。
レンズの上にはフラッシュが内蔵されていて、脇のスイッチでピョコンと開きます。

ちなみにこちらがこれまでブログの撮影に使っていたコンパクトデジカメ、
同じオリンパスのミュー830。
800万画素・光学5倍ズームという今では平凡な性能ですね。
しかし何より今主流のSDカードが使えない上に専用のXDピクチャーカードの
接触が悪くなっており、バッテリーも劣化して持ちが悪くなってきていました。

ではちょっと両者の撮影を比較してみましょう。
モデルはアクロ界一のイケメン(?)ことアクロスコールで。

まずは旧デジカメミュー830で。
光学ズームのみ(5倍)、被写体との距離は限界の約60センチです。
光学ズームのみだとこのくらいのアップが限界ですね。

んで、こちらがSZ-15での撮影。
光学ズームのみ(24倍)、被写体との距離は限界の約40センチ。
光学ズームのみでもここまで寄ることが出来るので、
ミクロマン等の小さいトイを撮るのはもう充分でしょう。
ズーム速度・ピントが合うまでの時間もミュー830に比べると短い印象です。

ちなみにSZ-15でデジタルズームを最大にするとここまでアップに出来ますが
どうも上手くピントが合いませんでした。
まだこのデジカメのクセを全然つかんでいないので良く分かりませんが
そもそもデジカメはメッキ面にピントが合いづらい傾向があるようなので
そのせいかもしれません。
設定面とかもいろいろ調整がいるでしょうしね。

ちなみにミュー830でも「ファインズーム」を使う事によってここまで
寄る事は出来ます。
ただし性能の限界から色々と融通が利かない部分があるんで、
これからはSZ-15を使いこなすべく練習するつもりです。

こっちはSZ-15で倍率は20倍強くらい。
最大ズームを使わなくてもこれくらいのアップが余裕で撮れるのは
ありがたいですね。
まだまだ扱いに慣れていないので、これからいろいろ試してみるつもりです。
以上、オリンパスSZ-15でした。
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