全長:8.5m
全高:6.5m
重量:34.6t
最高速度:100~120km/h
武装
加速ビーム砲
中口径電磁砲
自己誘導ミサイルランチャー
定価780円
マルダーは旧大戦においてゼネバス帝国軍が開発した小型ゾイドです。
帝国側小型ゾイドの中では34.6トンと最も重く、小型ゾイドとしては
鈍足でしたがその分重装甲であり、長距離攻撃に適した強力な武装を持っていた為
後方からの砲撃支援など自走砲的な運用で活躍しました。
西方大陸戦争時においてはガイロス帝国軍で運用されていたものの
旧式機であるためか当初は前線には投入されていませんでしたが
暗黒大陸ニクス戦において上陸した共和国軍を迎え打つべく
他の旧式ゾイドと共に戦闘に投入されたようです。


マルダー・フロント&リアビュー。
見ての通りカタツムリがモチーフ。巨大な殻がいかにも頑丈そうです。
ゾイドは主に脊椎動物・節足動物をモチーフにしていますが
軟体動物をモチーフにしたのはレギュラークラスのゾイドでは
おそらくマルダーが唯一(母艦型ならホバーカーゴがありますが)じゃないでしょうか。
マルダーはRZ/EZシリーズではラインナップされず、
後年「月刊ゾイドグラフィック」にてようやく再販されましたが
このマルダーはSATO-Bさんより頂いたいわゆる「当時物」です。


頭部先端に帝国軍小型ゾイド共通コクピットがあります。
コクピットハッチが開閉可能。
パイロットは当時物の証である銀色メッキタイプ。


殻の上部には自己誘導ミサイルランチャーを内蔵。
スプリングでミサイルを発射できるギミックがあります。
これも小型ゾイドとしては珍しいですね。

殻の右側面には加速ビーム砲が1門。
ゼンマイと連動しており、走行と同時に砲身が上下に動くギミックがあります。


殻の左側面には中口径電磁砲の砲座が内蔵。
殻側面のツマミで外に引き出し、折りたたんだ砲身を展開します。
砲座にもパイロットを乗せることが可能で、
もちろんパイロットを乗せたまま殻内に収納が可能。
ただせっかく砲座があるのに
パイロットフィギュアが1個しか付いていないのはちょっと残念ですね。

マルダーは小型ゼンマイを内蔵しており、殻を上下しながら首を前後に
「にゅっ」と伸ばしつつ車輪で前進走行します。
カタツムリ型ゾイドらしくスピードは出ませんが、ユーモラスな動きですね。

ではまとめを。
初期ゾイドらしく優れたモチーフアレンジとギミックを持つ
素晴らしい出来のゾイドですね。
ゼンマイギミックだけでなく手動ギミックも豊富で完成度が高いです。
まあカタツムリっていうモチーフそのものに好き嫌いが分かれそうですが(苦笑)。
またマルダーの凄い所はこれだけのギミック・デザインを実現させながら
総パーツ数はポリキャップまで含めてもわずかに33個!
これはモルガと同じ数で、やっぱりこの頃のデザイナーは
天才だなあとつくづく感じてしまいますね。
以上、ゾイドレビュー・マルダーでした。
動きましたか?! あ~良かった(´∀`)
懐古趣味の贔屓目を差し引いても、
この当時のゾイドは、傑作揃いでしたよね~♪♪
もっともっと再販の機会に恵まれていいと思っているのですが・・・
ともあれ棚の肥やしだった懐かしゾイドが
美しく的確なレビューで見せて頂けて
チョ~~嬉しいです☆☆☆
コメントありがとうございます。
>動きましたか
箱は大分ダメージいってましたが中身は新品同様でしたので
ゼンマイ走行も問題ありませんでした。
>傑作揃い
そうですね。マルダーは一応イベ限定とゾイドグラフィィックスで
再販されましたが、普通にRZ/EZシリーズでも
発売して欲しかったですね。
>チョ~~嬉しいです
ありがとうございます。
サイカーチスの方も近いうちにレビューしてみたいと思います。
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