全長/21.6m
全高/10.8m
重量/180.0t
最高速度/130km
武装(ノーマルタイプ)
AZ105ミリビームガン
AZ115ミリパルスレーザーガン
AZ60ミリハイパーレーザーガンx2
AZ144ミリレールガン
AZ105ミリリニアガンx2
45ミリビームガンx2
2連装45ミリビームガン
45ミリマシンガン
ストライクアイアンクロー
ツインクラッシャータスク
定価2500円(税別)
西方大陸戦争(新大戦)緒戦に大勝利をおさめた帝国軍は共和国軍がゲリラ戦や
城塞にこもっての籠城戦を展開するであろうと予測していました。
そのような状況を打破するために設計されたのがEZ-038エレファンダーです。
エレファンダーは敵の奇襲攻撃に耐えるための重装甲やエネルギーシ-ルド、
敵防御陣地を突破する強力なパワーや多数の火器を持ち、また最大の特徴として
装備を索敵タイプや指揮タイプに容易に換装可能な高い汎用性を兼ね備えていました。
当時の最新技術が投入され、巨大ゾイドにも引けをとらない性能を持ったエレファンダーは
帝国軍期待の新型ゾイドとして早速西方大陸最大の拠点である
ニクシー基地に送られましたが、その当時はウルトラザウルスを中心とした共和国軍の
大反撃が始まっており、ニクシー基地に配備されていた100機のエレファンダーは
味方がニクシー基地から撤退するまでの時間を稼ぐ決死隊として出撃。
5個師団もの敵を相手に5時間もの間奮戦して全滅しました。
悲しいデビュー戦だったエレファンダーですが、その後も帝国本土である
暗黒大陸ニクスでも上陸してきた共和国軍相手に活躍しています。

フロント&リアビュー。
共和国軍にトドメをさすべく開発された大型ゾイド・エレファンダー。
これは一般的なノーマルタイプ。
帝国ゾイドにしてはやや角ばったデザインですが象というモチーフを上手く昇華しています。
アニメ「新世紀/ゼロ」ではバックドラフト団のサンダースやストラ大尉が搭乗、
リノンのディバイソンや、ステルスバイパー3機をを一撃の元に倒して
強力な戦闘力を見せ付けていました。
アニメではアイアンコング並みの巨大ゾイドでしたがキットはそれほど大きくは無く
ディバイソン等とほぼ同クラスの大きさです。

コクピットは頭部にあります。頭部ハッチは2重式。
火器のやたら多いエレファンダーですがなぜか単座式。
自動化が進んでいるのでしょうか?

巨大なキバは格闘兵器ツインクラッシャータスク。
鼻の付け根に2連装45ミリビームガンを装備。

胴体下には144ミリレールガン1門と105ミリリニアガン2門があります。
鼻を下げている時に間違って撃ったら大変な事に(笑)

背中には105ミリビームガンと115ミリパルスレーザーガンを同軸に砲塔装備。
上下左右に可動できます。

鼻先には60ミリハイパーレーザーガンと格闘用のツメ・ストライクアイアンクローを装備。
写真はクローを展開した所。
エレファンダーの鼻のパワーは強力で、「新世紀/ゼロ」ではライガーゼロを
クローで捕らえて軽々と投げ飛ばしていました。

耳はEシールドジェネレーターになっており、展開すると
強力なシールドを発生する事ができます。

エレファンダーのキットには換装用パーツが同梱されており、ノーマルタイプの他に
3タイプに組み替える事ができます。こちらは突撃戦用のファイタータイプ。
ノーマルタイプから鼻先のパーツをESCS(エスクス)ユニットに換装しています。

ESCSユニットのアップ。
ESCSとはEnergy Sword with Canon Shield の略で、Eシールド発生装置と
ビームソードを兼ね備えた装備です。
上はEシールドを展開した状態。下はビームソード状態ですが、キットのままでは
4枚のフィンが前方まで向けられないので干渉する部分を削ってやる必要があります。
ビームソードもクリアパーツで付けてほしかったですね。

こちらは索敵用のスカウタータイプ。
鼻先を磁気探知機に、背中の砲塔と耳をレーダーユニットに交換しています。

鼻先の磁気探知機は円盤部がプラプラと釣り下がっており、歩くとゆれます。
背中のレーダーユニットには座席があってレーダー手が登場可能。
レーダーフィンは上下可動と回転軸があります。

こちらは指揮官用のコマンダータイプ。
頭部を丸ごと換装という大胆なオプションです。
アフリカ象がモチーフのエレファンダーですが、コマンダータイプは
マンモスっぽいですね。

コクピットは単純な1枚ハッチ式に。パイロットが1名搭乗しています。

耳のEシールドジェネレーターを展開した状態。
ノーマル機に比べてコンパクト&シンプルになっています。

これはオマケ。「新世紀/ゼロ」第19話で登場したコマンダータイプ・ストラ大尉仕様。
コマンダー仕様にESCSユニットを装備しています。
バックドラフト団を脱退したストラはこの機体で主人公ビットの
ライガーゼロ・シュナイダーと対戦。圧倒的な強さでビットを追い詰めます。

エレファンダーはモーターを内蔵しており、鼻を上下に動かしながら前進歩行します。
多関節の鼻の動きも楽しいですがエレファンダーはこれまでの4足歩行ゾイドとは
足の運び方がかなり異なっており、その動きは本物の象を彷彿とさせます。
とりあえず必見。

ではまとめを。
デザイン的にもカッコイイと思うし、手動ギミックも充実。
豊富な換装用オプションパーツ同梱と完成度の高いエレファンダーですが
なぜか私の地元ではあまり売り上げが芳しくなかったらしく、
かなり早い時期から投げ売られている所もありましたorz
数あるゾイドの中でも単体でのプレイバリューという点では1・2を争うゾイドですし
アニメでも活躍していましたから人気がない訳じゃないとは思うんですが・・・。
難点を上げるとすれば鼻の組み立てがやや面倒な事と、
組み上がると思ったよりも小さく感じる事でしょうか。
特に後者については「象=大きい」というイメージがあるので
せめてもう一回り大きいサイズだったら評価も変わったかもしれませんね。
総合的な出来はかなりいいので、もうちょっと再評価されてもいい
ゾイドだと思います。
以上、エレファンダーでした。
おっと、エレファンダーですね。
これ、ゼロがやっていた当時に買おうと思っていて、結局スルーしてしまった奴なんです。
劇中の鼻ブレードは随分印象的だったので、アクリル板を削って作ろうと思った事もありましたよ(遠い目)。
で、象型ゾイドってマンモスとかエレファンタスとかありましたけど、やっぱりエレファンダーが一番強そうに見えますね。
こんな大型機で背中のレーダー手は気が気じゃないでしょうけど(笑)。
コメントありがとうございます。
>結局スルー
私は投売りで買いましたが結構いい出来ですよエレファンダー。
本文中にも書きましたが象の割には小さいのが難。
スラッシュゼロ版くらいの大きさがあったらなぁ・・・。
>アクリル板を削って
私も考えましたが技術的にちょっと無理でした。
ビームサーベル持ってるゾイドってエレファンダーが初めてかも。
>背中のレーダー手は
高所でオープントップなだけでなくレーダーの強力な
電磁波にさらされっぱなしですからねぇ。
それでもサラマンダーの背中の人よりなんぼかマシかも(爆)
なんというか、改めて見ると装甲車っぽいデザインですねエレファンダー。これ見て欲しくなったんですけど、もう地元じゃ手に入らないかも。
それと、アクリル板を削る以外の方法で、エポパテで形を作りそれを型取りしてクリアのプラリペアで複製しクリアカラーを塗る…というのはどうでしょう?世の中にはカラーのエポパテもあるそうですが、思いつく限りではこの方法が良いと思いまする。
コメントありがとうございます。
>地元じゃ手に入らないかも
ヤフオクとかだと1500円くらいからあるようですね。
かなり遊び応えもあるのでぜひ1体。
>この方法
型取り複製はちょっとど素人の私にはハードル高そうですね。
プラリペアも使ったことないし・・・。
なにか手っ取り早く流用できるクリアパーツでもあれば
楽なんですが。
見た目も秀逸ですが何より設定が美しい。
こういった万能高性能機種は叩かれやすいが、初舞台が決死隊という涙を誘う設定故許された気がする……
ライガーゼロの雛形となる換装システムを持ち、電子戦、格闘戦、砲撃戦あらゆる局面に対応。惜しむらくはこれほど優れていながら再登場し、活躍しなかった点か。
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