全長/20.8m
全高/7.6m
重量/94.0t
最高速度/130km
武装
80mm2連装地対空ビーム砲
対ゾイド3連装リニアキャノン
3連地対地ミサイルポッド
高圧濃硫酸噴射砲
TEZ20mmリニアレーザーガンx2
AEZ20mmビームガンx2
クラッシャーホーン
レッドホーンは旧ゼネバス帝国が旧大戦初期に猛威を振るっていた
共和国軍最強ゾイド、「ゴジュラス」に対抗するために投入した帝国初の大型ゾイドです。
多数の火器をハリネズミの様に備え、装甲も厚かった事から「動く要塞」と呼ばれました。
しかしその後すぐゴジュラスに正面から対抗できる巨大ゾイド
「アイアンコング」が投入された所を見ると、対ゴジュラス兵器としては
役不足だったようです。
レッドホーン自慢の重武装もゴジュラスの重装甲に対しては威力不足で
唯一通用するのは頭部クラッシャーホーンによる突撃攻撃でしたが
これはある意味ゴジュラスがもっとも得意とするクロスレンジの戦いに
自ら飛び込んでしまうという愚行でしかなかったのではないでしょうか。
しかしそれでレッドホーンの価値が下がった訳では決してなく、
敵陣に真っ先に切り込み、群がる小・中型ゾイドを蹴散らす突撃ゾイドとして大成功を収め
新大戦においてもガイロス帝国においてバリバリの現役機として活躍しています。
帝国・共和国通じて大型ゾイドの中では最大の生産数を誇り、
またダークホーン等のバリエーション機も生まれました。

フロント&リアビュー。
レッドホーンは帝国側初の大型ゾイドキットでしたが、その一発目のモチーフに
スティラコサウルスを持ってくるあたりがまことにシブイ。
また内部機器の露出が多い共和国ゾイドに比べて全身がアールを帯びた装甲で覆われ、
共和国軍ゾイドとは全く異なるデザイインラインを確立しています。
とてもカッコ良くて、最高傑作キットに押す方が多いのもうなずけます。

メインコクピットは例によって頭部にあります。
ハッチを開けるとパイロットが1名搭乗しています。
鼻先にある角が必殺兵器クラッシャーホーン。
アゴの下には高圧濃硫酸噴射砲があります。

背部武装群。
左側の2連対空ビーム砲は歩行モーターと連動してクルクル回転しますが
残念ながら仰角を変えることが出来ません。
中央上の対ゾイド3連リニアキャノンは上下左右に可動。

背部にはサブコクピットがあります。
分離・飛行する偵察ポッドとしても使用可能なスグレモノ。

なんと尻尾の先にもコクピットがあります。しかもオープントップで防弾性皆無。
こんな所に乗せられたら乗り物酔い必至です。通称「罰ゲーム席」(笑)。
しかし共和国ゾイドにはコレをはるかに超える恐ろしい罰ゲーム席を持った
ゾイドが存在します。まあそれについてはいずれ。
腰にはリニアレーザーガン、尻尾の先にはビームガンと赤外線サーチャーがあります。
後方に回り込んだ敵ゾイドを攻撃する為の武装でしょうが、この事からも
レッドホーンが敵の真っ只中で乱戦を戦うゾイドだと言う事が解ります。

レッドホーンにはモーターユニットが搭載されており、スイッチを入れると
口の開閉と2連対空ビーム砲をクルクル回しながら前進歩行します。

これは限定で発売されたバリエーション機、グリーンホーン。
成型色が変更されています。
共和国に鹵獲された機体なのでマーキングシールも共和国タイプになっています。

クリアパーツが共和国と同じオレンジ色になっています。
パイロットもグレーの共和国仕様。

レッドホーンは大型ゾイドとしては初期の物ながらその出来はとても良く
なんと言うか・・・「ゾイドらしいゾイド」ですね。
値段も手頃で初めて買う大型ゾイドとしてもオススメです。
以上、レッドホーンでした。
どうもはじめまして、トラックバックを辿ってこちらに参りました帝王ソダンと申します。
いやー、レッドホーンかっこいいですねー。
実は私、当時少年だった頃に一目惚れしたゾイドの一つがこのレッドホーンだったのですよ。今見ても十分かっこいいですね、元々こういう全身に重火器を備えたものに目が無くって。
ウチにあるのはトイズドリームプロジェクト版ダークホーンでして、それはパッケージを元に塗装したのですが、それもいいですけどレッドカラーも実に映えますなぁ(個人的にグリーンホーンはなんか物足りないです)。
余談ですが、レッドホーンが90年代末に再販されるまで、私ゃずーっとトリケラトプスだとばかり思ってました…_| ̄|O|||
こちらこそはじめまして。コメントありがとうございます。
お名前は某ミクロ系画像掲示板で以前より存じておりました。
マノン・ファルコンの記事を書く際に参考になるブログを探していた時に
「大きな世界の小さな部屋」を見つけてトラックバックを送った次第です。
>こういう全身に重火器を備えたもの
私も重武装系のゾイドの方がどっちかと言えば好きですね。
私はダークホーン買えなかったので、ソダンさんの
ダークホーンのレビューが見てみたいです。
出来てまだ間もないブログですが機会がありましたらゼヒ
コメント等寄せてください。
するってーと、ウチを参考になさったと…光栄ではありますが、今見ると色々と手直しした部分も多いのですよファルコン&マノンは。なにせ一番最初にやった奴ですし、その頃はウチのデジカメ(ケータイですが)の性能をほんの一部しか使っていなかったので…_| ̄|O|||
で、ダークホーンのレビューですが…いずれやりますよ。ただ、ゾイドってブロックスと絡められるものなら兎も角、普通の電動ゾイドって書く事が少なくて。
今時のゾイドじゃ、歩行&口の開閉なんか珍しくも無いですからね。
こんばんわ。コメントありがとうございます。
>ケータイですが
私はちょっと旧式の(320万画素)のデジカメを使っています。
手振れ防止機構なんてリッチな物は付いてないので
三脚に固定して撮影してますが、マクロが約20cmまでしか
寄れないのがチト難点です。
ミクロマンの顔をもうちょっとアップで撮りたいんですが
今の段階ではこのブログに載せている写真が限界です。
>書く事が少なくて
確かにミクロマンとかに比べると書く内容が少なくなり易いので、
私はそのゾイドが誕生した背景や運用法等も盛り込むようにしています。
ダークホーンのレビュー、楽しみに待ってます。
対ゴジュラス兵器としては若干戦力不足だったようですが
アイアンコングなどの
強力な大型ゾイドによる一体一の戦闘を想定して作られたゾイドとは違った強さを持ち、帝国でもっとも重要なゾイドの一つだと思います
やはり戦闘では量産可能なゴドスクラスのゾイドがある意味主役となるので、レッドホーンの動く要塞としての役割は大きかったかなと。 つか単純にかっこいいので大好きです(笑
ただなぜにシッポに人が乗るのか (笑) あれだけ重装甲なコクピットが必要になる戦闘を想定して作られているはずなのに(汗
コメントありがとうございます。
>帝国でもっとも重要なゾイド
実際に大型ゾイドでは両軍通じて最大の生産数を誇っているのも
レッドホーンが実用性のきわめて高い傑作機であることを
証明していますね。
>なぜにシッポに人が
尻尾の彼はいったいどんな規律違反をおかしたんでしょうかね(笑)
冗談はさておきあの座席はゾイドが「トイ」の香りを残している
部分なんじゃないでしょうか?
人がいっぱいのっているとなんかウレシイ感じがするって言うか。
私が最も好きなゾイド、ゴジュラスの格を保たせてくれた愛すべき機体です。
砦の攻略戦で最も威力を発揮する機体。
スティラコサウルス型の外見はいかにもでかっこ良すぎる。
ゴジュラスとは3機でようやく互角になる戦力比です。しかし大型ゾイド最高の量産性から、アイアンコング就役までは帝国の戦線を維持出来る唯一のゾイドでした。
ダークホーンに改造されてからは2機でマッドサンダーを倒せるまで強くなっています。
この大出世、人気の高さがうかがえますな。
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