全長/23.0m
全高/13.7m
重量/137.5t
最高速度/345km
武装
集束荷電粒子砲
エクスブレイカーx2
レーザーチャージングブレード
AZ140mmショックガンx2
AZ80mmビームガンx2
マイクロポイズンミサイルポッドx2
ハイパーキラーファング
ハイパーキラークローx2
ハイパーストライククローx2
定価2500円(税別)
新世代ゾイドの先駆けとして完成したジェノザウラーは総合能力では申し分の無い
性能を発揮しましたが、同時期に投入された共和国軍の新型ゾイド「ブレードライガー」
との戦闘においては機動力と格闘能力において劣っていたために一騎打ちでは
不利であることが実戦データから明らかになりました。
ブレードライガーの能力を脅威に感じた帝国技術部はまだキャパシティに余裕のあった
ジェノザウラーの強化型の開発に着手。その結果生まれたのがのちに「紅い怪物」
と称されたゾイド、ジェノブレイカーでした。
ジェノブレイカー最大の特徴は背中に装備されたスラスターパックで、
ウィングスラスターによりブレードライガーを上回る機動力を実現。
またスラスターパックに接続されたフリーラウンドシールドはEシールド以上の
防御力を誇り、内蔵されたエクスブレイカーにより格闘能力も飛躍的に向上しました。
荷電粒子砲にも手が加えられ、スラスターパックに内蔵された荷電粒子エネルギーを
急速チャージする荷電粒子コンバーターにより30%の出力向上と連続発射を可能に
しています。
驚異的とも言える進化を遂げたジェノブレイカーでしたが推力の向上や重量増加、
武装の複雑化などで元々ナーバスだった操縦性はさらに悪化。ごく少数が
量産されたものの、最悪の操縦性とオーガノイドシステムによる凶暴さからその能力を
完全に引き出せるパイロットはほとんどおらず、結果的には失敗作となってしまいました。

フロント&リアビュー。
以前紹介したジェノザウラーをベースにバックパック、両脚ウェポンバインダー、
頭部レーザーチャージングブレードといった新規パーツが追加されています。
アニメ「ゾイド」ではレイヴンがジェノザウラーに変わる愛機にして活躍。
公式ファンブックではガイロス帝国軍の天才テストパイロット、
リッツ・ルンシュテッドが搭乗。共和国軍のベテランエース、アーサー・ボーグマンの
ブレードライガーや暴走したデススティンガーと死闘を演じました。

コクピットはジェノ同様胸部にあります。レイヴンのフィギュアが付いているのも同様。
ボディは成型色以外は変わらないので、パイロットの収まりが悪いのもそのままです。

頭頂部のレーザーチャージングブレードは前方に展開できます。
また歩行スイッチを入れるとジェノザウラー同様目が赤く光ります。

背中に新たに装備されたスラスターパック。
可動式のウイングスラスターと荷電粒子コンバーター、フリーラウンドシールドが
一体になっており、これだけで中型ゾイド並みの大きさがあります。

フリーラウンドシールドとエクスブレイカーを展開した状態。
シールドは特殊チタン合金製でEシールド以上の防御力を持っており、
エクスブレイカーは中型ゾイドを一瞬で真っ二つにするほどの破壊力があります。
シールドを支えるアームには可動軸が4箇所ありますが、アーム自体が短いので
それほど自由度は高くありません。

頭部、背部に新装備を施したため、射撃兵装は両脚のウェポンバインダーに
まとめて装備されています。ちょっと苦しい装備方法ですね。
2本の砲身の上側はAZ140mmショックガン、下側はAZ80mmビームガン。
ハッチ内にはマイクロポイズンミサイルを2発内蔵。

脚部のスラスターカバーと機体固定用アンカーも可動します。

もちろんジェノザウラー同様に荷電粒子砲発射形態をとることが可能です。
ジェノブレイカーの荷電粒子砲はジェノザウラーの物よりかなり強力で、通常威力なら
次弾の再チャージにかかる時間はわずかに数秒、フルパワー射撃時の破壊力は
ゴジュラスさえも一撃で倒す事が可能なほどです。

アニメ版でジェノブレイカーのパイロットだったレイヴンの立ち姿のフィギュアと
パートナーのシャドーのフィギュアも付属しています。シャドーは彩色済み。
レイヴンがジェノブレイカーに乗っていた頃はもう青年に成長していましたが
キットはジェノザウラーの金型流用のためにレイヴンは子供のままです。

ジェノブレイカーはモーターを内蔵しており、スイッチを入れると口と爪の開閉と
腕の上下、尻尾を左右に振りながら前進歩行します・・・と言いたいところですが実は
「まともに歩けません」
これはスラスターパックが大きい上に重く、2足歩行のジェノブレイカーが
片足を上げる際に体重を支えきれないのが原因です。
歩かせ続けるとポリキャップが自重に負けて脱落し脚が崩壊することもあります。
実際にはそんなにガシガシ歩かせて遊ぶワケではないかもしれませんが、
なんらかの強化策は必要だったんではないかと。

実はジェノブレイカーのキットにはジェノザウラー用のパーツも全て同梱されているので
パーツを組み替えて赤いジェノザウラーにすることも出来ます。
これはなかなかお得感があっていいですね。

ではまとめを。
最初にこのデザインを見た時は正直「やりすぎだろー」とか思ってしまった
ジェノブレイカーですが、完成品を手に取ったらガラッと評価が変わりました。
とにかく迫力があってカッコイイです。
全体のボリュームが凄くて巨大ゾイド並みの存在感がありますし、ジェノザウラーと
完全コンパチ仕様なのも嬉しいところです。
ただやっぱりまともに歩けないのとジェノザウラー同様の投げやりなコクピットが
そのままなのはちょっといただけないかな。
以上、ジェノブレイカーでした。
深紅のボディが強烈で格好良いですね。凶悪なフォルムも凄い好み。
いささか、ごてごてしすぎて丸っこい気もしますが(笑
しかし、インパクトある装備は良いですね。ギミックも細かいし。
>「まともに歩けません」
やっぱりですか(笑
画像を拝見させていただいてるうちに、自分の大きさというか自重に負けて何かしら遊びが削られるのではと思ってましたが
歩行にきましたか。
>シャドーは彩色済み。
基本的に成形色で構成されてる中、彩色品があると微妙に違和感があるような・・。
なんかシャドー君可愛いですが。
コメントありがとうございます。
>歩行にきましたか
組み立て説明書にはごていねいにも「上手く歩けません」
との注意書きがあります(苦笑)。
あと本文には書きませんでしたがスラスターパックが
電源スイッチの上に大きく張り出しており、スイッチが
入れにくいです・・・。
>シャドー君
シャドーは4パーツ構成で彩色済みと、結構気合の入った作りです。
・・・いや、歩けないのとかコクピットとかもうちょっと他に
気合入れなきゃいけない所があるだろトミーorz
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