全長/17.0m
全高/6.6m
重量/66.5t
最高速度/マッハ1(空中) 65ノット(水中)
武装
AZ2連装マニューバーミサイルポッドx2
AZ6連装マニューバーミサイルコンテナ
AZ30mmハイパービームガンx2
AZ30mmハイパーショックガンx2
AZ2連装パルスレーザーガン
定価800円(税別)
共和国海軍は旧大戦時代から新大戦にいたるまでゼネバス・ガイロス両帝国の
空海両用機「EZ-032シンカー」の奇襲攻撃に手を焼いていました。
シンカーは水中戦能力と亜音速での飛行能力を持ち、水中からの魚雷攻撃ののち
空中からのビーム攻撃に移行する戦術で共和国を翻弄。空戦能力はそれほど高くは無く
プテラスでも迎撃は可能でしたが危機に陥ったシンカーは水中に逃れてしまえば
追撃は事実上不可能で、シンカーの存在は常に頭痛のタネでした。
業を煮やした共和国軍はついにシンカーをあらゆる面で上回る空海両用機の開発を決定。
完成したのがハンマーヘッドでした。
ハンマーヘッドは空中・水中両用の強力なイオンエンジンや可変翼を搭載して
あらゆる局面でシンカー以上の機動性を発揮。また機体の大型化と内部スペースの
合理化によって中型ゾイドとしては異例ともいえる重武装を実現しましたが、
その反面コストや生産性といった面には難がありました。
量産が開始されたハンマーヘッドは実戦で猛威を振るいシンカーやブラキオスが主力の
ガイロス帝国海軍はこの新型ゾイドの前に手も足も出ず、のちに復活する
最強の海戦用ゾイド「ウォディック」が配備されるまでハンマーヘッドの影に
おびえ続ける事になるのです。

フロント&リアビュー。
「シンカー殺し」として名高いハンマーヘッド。水中戦可能な共和国ゾイドとしては
バリゲーター以来の新型機です。
写真では小さく見えるかもしれませんが、組み立ててみると意外と大きく感じます。
オリーブドラブ系の渋いカラーリング。一部のパーツは銀色で塗装されています。

コクピットは頭部にあります。ハッチが開閉可能でパイロットが1名搭乗。
サメと言えば強力な噛み付き攻撃を連想しますがハンマーヘッドには口が無く、
格闘戦兵器は装備されていません。

頭部両脇のハッチを開くとAZマニューバーミサイルがせり出すギミックがあります。
その下にあるのがAZ30mmハイパービームガン。左右に可動できます。

主翼(と言うか胸ビレ)は外翼が可変式になっており収納・展開が可能。

背ビレも可変式で後方に倒す事が出来ます。その両脇がイオンブースター。
尻尾中央の6個の突起が垂直発射式のAZマニューバーミサイルコンテナですが
ここは設定だけでハッチの開閉などはありません。ちょっと残念。

後方より。
胸ビレの下にはAZ30mm2連装ハイパーショックガンが、尻尾の下には
AZパルスレーザーガンが装備されています。

腹部にはゼンマイ走行用の車輪とネジ巻き穴があります。尻尾のパルスレーザーガンを
外して走行用ゼンマイのネジ巻き棒として使用します。

ハンマーヘッドはゼンマイを動力源にして頭と尻尾をくねらせながら車輪走行します。
余談ですがハンマーヘッド以前に発売された水中戦用ゾイドは浮き用の発泡スチロールや
推進用スクリューなどを持っていて実際に水に入れて遊ぶ事が出来ましたが、
ハンマーヘッドではその手の機能はオミットされています。
まあ水に入れたらゼンマイがすぐ錆びちゃってダメになるんで仕方ないかな。

ではまとめを。
ひさびさの新型海戦用(正確には空海両用機ですが)ゾイドとして発売された
ハンマーヘッド。サメにしてはややズングリとしたスタイルですが、その重武装ぶりで
いかにも「小型戦闘艦」といった雰囲気があって私は好きなゾイドです。
ただ口が無いので表情が付けづらいのと、尻尾のミサイルコンテナの開閉が
オミットされてるのが惜しいですね。
設定では武装を簡略化して生産コストを抑えた量産型も計画されていたらしいので、
初期生産型→量産型のコンパチキットだったら嬉しかったのになぁ・・・なんて。
以上、ハンマーヘッドでした。
なんかダライアスに出てきそうなゾイドですね。
顔の部分が魚っぽくみえなくてメカ的なかっこよさがあります。
ネジ使うゾイドはまだひとつも持ってないのでこれは欲しいと思いました。
コメントありがとうございます。
>ダライアスに出てきそうな
初代ダライアスにはハンマーヘッドシャーク型のボスが
いましたね。
>これは欲しいと
デザインはなかなか秀逸で良い出来の中型ゾイドだと思います。
もうゾイドは再販されなくなって久しいので
入手はやや困難ですが・・・。
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