さて、エポキシパテが硬化したらまずは大まかに
デザインナイフで削り出していきます。
パテを薄くそぐように基本形を削り出していくのですが、
無駄に力を入れて指まで切ってしまわないように注意してください。
また私はバランスを見ながら削る為に、フェイスパーツを装着したまま
作業していますが、間違えて顔にキズを付けてしまわないように
注意しながら作業します。

大まかな削りが終了した状態。
なんとなく完成形が見えてくるくらいでやめておきましょう。

次は平ヤスリで再び削っていきます。
左右の対象性やバランス、フェイスパーツにキズを付けないよう
ゆっくりあせらず削っていきます。
多少の削り過ぎとかはあまり気にしません。
私の場合、このパテからパーツを作る作業はそもそも
パテ盛りが1回で終わる事なんてほとんど無いんです。
どうせどこかしら修正や補整をする為にあと最低1回はパテを練る事になるので
あまり失敗など恐れずに削っていきましょう。

平ヤスリに削ったパテがこびり付いてきたら、使い古しの歯ブラシで
削りカスをこすり落としてキレイにしてやりましょう。


平ヤスリでの削りがおおむね終了した状態。
ジゼルの頭部は形がメカ的(無機質)な形状なので、ほとんど平ヤスリ1本で
このくらいまで持っていけます。細かい所はデザインナイフで。
ウェーブする髪の毛など有機的で複雑な形状の物を削りだす場合は
デザインナイフの刃を立てての削りやリューターなんかを併用するとよいでしょう。
全体の形状や左右のバランス等をいろんな角度から慎重にチェックします。

形が決まったらパーツ表面をなめらかにするために
サンドペーパーでペーパーがけをします。
ペーパーは600番を使用。
ヤスリキズ等の表面の凹凸をキレイに消してやりましょう。


ペーパーがけが終了した状態。
後は額中央の三角ミゾモールドを彫って、表面仕上げをするのですが
やはりと言うか、ちょっとパテを盛り足してやらないといけない部分が出来てしまいました。
この写真では見えませんが、ペーパーでは消しきれないヘコミや
両ほほ側面のアーマー部内側に左右で極端な厚みの違いが出来てしまったので
もう一度エポキシパテ練ってそのへんを補修ですね。
さて、次回は最終的な表面仕上げまで紹介する予定です。
以上、エポキシパテ編その2でした。
作業しながらの撮影って、物凄く大変そうなのに
細かく撮影されてますよね。
手際とか準備がいいのだろうなぁ 羨ましいぃぃ。
コメントありがとうございます。
>物凄く大変そう
確かに面倒ですねw
いちいち撮影しながらの進行なので
おっくうになるからあんまりやりたくないんですが
何とか完成までがんばってみます(笑)
→http://robertomolga.blog52.fc2.com/tb.php/516-785b48b3