今回はちょっと特殊で皆さんのオリミク作りにはあんまり役立たないと思いますが、
オリミクを作るにあたって「こんな事もやってます」みたいな事を紹介してみます。

私のオリミク、特にミクロ側レディにはデザイン上にいくつかの共通点があります。

その一つがこの太もも等に貼られた〇●模様のシールです。
メカ&キャラデザイナーの出渕裕氏のデザインしたメカによくある
通称「出渕穴」と同じマークですね。
実はこのシール、私のオリミク作りの定番であるゾイドシールではなく、自作品です。
一番最初に作った初期バージョンの「マリエッタ」のこのマーキングは
ゾイドシール流用だったんですが、このシールは数が少なくたちまち消費してしまったので
その後作ったレディに貼られたシールは全て手作りです。
今回はこのシールの作り方について解説してみます。

使用する主な道具類。
右上はレザーソウという刃の細かいノコギリ。
その下の洗濯バサミみたいなのは固定用クランプ(ダイソーで購入)。
左下はパンチングプレート。アルミの薄い板に小さい穴が均等にあけられている物で、
今回は0.3ミリ厚の物を使用(ダイソーで購入)。
右下はPCプリンター用ラベルフィルム。(透明・光沢タイプ)
本来はPC用プリンターでオリジナルのシールを作る為の物です。
このほかにエアブラシ等塗装用具一式を使用します。

まずはパンチングプレートを適当な大きさにレザーソウでカットします。
あまり大きいと作業がやりづらくなったり後の工程で失敗しやすいのでこのくらいで。
これを●マークの「型紙」として使用します。

ラベルフィルムを切り出します。
先ほど切り出したアルミ板より若干大きめに切り出します。
このラベルフィルム導入以前はゾイドシールの端の余白部分を使用していました。

適当な平らな板と、アルミ板でラベルフィルムを挟んでクランプを使って
ガッチリ固定します。
アルミ板とラベルフィルムの間に隙間が出来ないように注意します。

エアブラシで塗料を吹き付けます。
あまり一度に厚く吹くと塗料がにじんで●マークがにじんでしまうので
何回かに分けて少しづつ吹き付けます。

塗装が終わって塗料が乾燥したらアルミ板を剥がします。

表面保護のためにクリアーをスプレーするので、フィルムをまた
板に固定します。

クリアーを吹き付けたラベルフィルム。
後はこのまま乾燥させて、デザインナイフで切り出して使用します。
にじんでいたり、模様がキレイに出来ていない部分は避けて使います。
この方法でいつも作っているんですが、難点としてはシール自体の耐久力が
あまり強くないのと、模様のにじみ等で使い物にならない部分が
結構できてしまうのが悩みの種です。
実を言うと今回作ったのも実際にオリミクに使えそうなのは
シールの全体面積の2割以下だったりします。
正直失敗でしたorz
どうもちょっと塗料が薄かったみたいで、●模様がにじんでしまっている部分が
多かったですね。こりゃまたそのうち作らんと・・・。
以上、●シールの作り方でした。
パンチングシートでマスキングでしたか。
うちには肝心なプリンターがないのでこの方法は真似出来ませんが
こういう技法は見てて楽しいしいつかは参考になるかもしれないのでもっと色々制作上のアイデアとかあったら見てみたいです。
コメントありがとうございます。
>この方法
我ながら非常に原始的な方法だとは思いますが
どうも他の方法が上手く行かなくてですねorz
>制作上のアイデア
実は独自の手法ってそんなに無いんですよ。
ほとんどが模型製作のハウツー本に載っているような
技術で作ってます。
何かオリミク作りに関して聞きたいことが
もしありましたら、遠慮なく聞いてください。
あの●シールは、「マリエッタ」「静」「アイリーン」の様な、かなり量産されたレディに当たり前の様に使用されていたので、ずっと自作されていたとは驚きです。
以前、どなたかからの支援のお返しだったか、今回の様に●シールを自作されている由の記事を見た記憶が何となくあったのですが、一時的なゾイドシールの枯渇によるものと思っていました(汗)
ご支援出来れば良いのですが、何せゾイドとは全く縁が無い人生を送って来たので(苦笑)
(多分ゾイドが出始めの頃は、「もう中学生」になっていて、興味が玩具から離れていたのと、やはり高額・大きいので敬遠してしまいました)
そう考えると、今回の「マリエッタ」を手にされたお二方も一層感慨深いのでは?
そう言えば、「マリエッタ」の胸下のマークもシールだったのですね。
あれは「マリエッタ」を個性付けるデザインだと思うのですが、ただマスキング → 塗装するには大変そうですしね。
もう、今回のデザインがver.2で良いのではと。
コメントありがとうございます。
>ずっと自作
実はこの●シール、極初期のシオンノワールや
マリエッタ以降のものは全て自作品でした。
●シールはゾイドでもごく一部の物にしか付属していません。
>個性付けるデザイン
おっしゃるとおりで、過去には塗装で再現する事にも
チャレンジしたのですが、コレが以外に難しく
断念してしまいました。
今回は見送りましたが、次にマリエッタを作る際には
この辺もなんとかしたいですね。
はじめまして。
ミクロマンの改造で検索して
こちらに辿り着きました。
>何かオリミク作りに関して聞きたいことが
>もしありましたら、遠慮なく聞いてください。
不躾で大変申し訳ないのですが、
アクロジゼルの背中の刀の固定には
何をお使いなのかご教示戴けますでしょうか?
過去ログを調べたのですが、
初代には結線バンドを使用されていたこと、
コトブキヤのT字ジョイントを使用されていたこと、
の2点は分かりましたが、
現在の固定方法はどうなさっているのでしょうか?
初めまして。コメントありがとうございます。
>背中の刀の固定
過去には結束バンドと両面テープを使用していましたが、
今はシルビアやレネットのようにコトブキヤのT字ジョイントを
加工したものを本体背中に付けます。
それとは別に3ミリ軸のついた
別のやや大きめのポリキャップを一部カットして
背中ジョイントに接続。そこにブレードのサヤを挟み込んで
ホルダーにしています。
言葉だけだとなんのこっちゃ分からないと思いますので
次回更新の際にオマケで解説つけますね。
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