天空の王者: RZ-029ストームソーダー(テラノドン型)
今回紹介するのは共和国軍大型空戦用ゾイドRZ-029ストームソーダーです。
20061028215537.jpg

DATA
全長/10.1m
全高/12.9m
重量/47.0t
最高速度/M3.2

武装
ウイングソードx2
トップソード
2連装パルスレーザーガンx2もしくはアイアンクローx2

定価2000円(税別)


西方大陸戦争(新大戦)において投入されたゾイドの多くは旧大戦から使用されてきた
いわば旧式機ばかりでしたが、新型ゾイドの開発も進んでいました。

旧大戦から一貫してレドラーが主力だった帝国空軍でしたが、ガイロス帝国のある
暗黒大陸には大異変以降レドラー以上の能力を持った野生ゾイドが存在せず、
レドラーを使い続けざるをえませんでした。

しかし新大戦において西方大陸の大部分を制圧した事により、より大型の
野生飛行ゾイドが入手可能になり、新型の飛行ゾイドの設計が進められていましたが
オーガノイドシステム搭載機である「ジェノザウラー」の開発が優先された事や、
敵である共和国空軍の主力が空戦能力で大幅に劣るプテラスであり、レドラーで十分
制空権確保が可能であったことなどから、最終的にこの開発は見送られてしまいます。

しかしこの新型飛行ゾイドの設計図を共和国情報部が奪取。共和国独自の技術も加えて
共和国空軍の切り札として完成させたのがストームソーダーだったのです。

ストームソーダーは生産性が悪いという弱点があったもののウィングソードを
初めとする強力な武装と、限定的ながら搭載されたオーガノイドシステムによる
爆発的なパワーを誇り、実戦配備後は期待通りレドラーを圧倒。制空権を奪回して
共和国軍反撃のきっかけを作る大活躍をしています。




20061028215711.jpg

フロント&リアビュー。

「史上最強の空戦ゾイド」とも評されるストームソーダー。帝国軍の設計が
元となっているせいか、外見もどことなく帝国風です。

ボディはスマートですが翼長は最大約40cmもあり、飾るのにはスペースを食います。
これは飛行ゾイドの宿命か(笑)。







20061030081542.jpg

コクピットは頭部にあります。ここも帝国風の密閉式コクピットです。

口は手動で開閉します。上アゴの突起を引き下げるとパイロットシートが現れます。
頭部も上下に可動できます。







20061030081615.jpg

ストームソーダーは地上形態から飛行形態に可変する事ができます。
肩と首を上方にスライドさせ、足先を下げて変形完了。

腹の下にある台は凱龍輝の物をちょっと借用。飛行姿勢で飾れるスタンドは
付けて欲しかった所ですね。







20061030081636.jpg

可変時の可動機構。首と肩の角度が変わっているのが解かるでしょうか?
上:地上形態  下:飛行形態








20061030081657.jpg

ストームソーダーの必殺武器、ウイングソード。

付け根で前後に可動します。安全面を考慮してか軟質樹脂製です。
接近戦闘重視なのもレドラーなど帝国飛行ゾイドの影響でしょうか。








20061030081711.jpg

翼中央の武装は2連装パルスレーザーガンとアイアンクローの選択式。








20061030081824.jpg

頭部には収納可能なトップソードを装備。これもウィングソードと同じ
軟質樹脂製です。








20061030081850.jpg

背中のエンジンポッドが電池ボックスになっています。本体とは
コネクターで接続されており簡単に脱着可能。

発売された当初はこのコネクターに接続する後付オプションの発売も
検討されていたようですが見事に立ち消えになりましたorz








20061030082027.jpg

ストームソーダーはモーター駆動で翼を上下に動かしながら前進歩行します。








20061030082206.jpg

ボディと翼(エンジンポッド含む)の色が違うのが解かるでしょうか?

なぜかボディのプラは黄色く変色しやすいようです。保管する場合は
日光に絶対あたらない場所においた方がいいかもしれません。








20061031155928.jpg

ではまとめを。

もうとにかくスタイリッシュでカッコイイですね。レドラーをコテンパンに叩きのめした事で
帝国マンセーな方には嫌われてるかもしれませんが(笑)外見からも
「強さ」に説得力があります。飛行ゾイドでは人気No1じゃないでしょうか?

戦歴も凄いんですよね。実質的デビュー戦ともいえる2100年4月の
ロブ基地防衛戦において共和国軍ロブ基地を爆撃に来襲した約1000機のレドラーを
ストームソーダー200機が迎撃。

5倍の戦力差(!)を跳ね返してレドラー325機を撃墜、407機を中破する大損害を与え
落とされたストームソーダーはわずか28機だったっていうんだからこりゃもう
戦闘と呼べるレベルじゃありません。一方的な殺戮、ナブリ殺しです。

レドラーが爆装で動きが鈍かったのも一因ですが、迎撃を受ければ
さすがにレドラーも爆弾を捨てて反撃に移ったハズですから本当に
手も足も出なかったようです。これ以降帝国軍は制空権を共和国に握られてしまい
補給路を断たれた上にウルトラザウルスの進撃を許してしまって結果的に
敗北してしまうわけですから、西方大陸戦争勝利の立役者と言ってもいいゾイドですね。

その後も新大戦終結までガイロス・ネオゼネバス共にストームソーダーに勝利できる
飛行ゾイドを完成させることはできず、まさに空の王者として君臨しました。

ストームソーダーは現代の戦闘機でいうとF15みたいな大型制空戦闘機のイメージかな。
プラが変色しやすいのと飛行形態で飾れるスタンドが付いていないのだけが
惜しいです。



以上、ストームソーダーでした。



2006/11/03(Fri) | ゾイド・共和国 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
コメント
----

おぉ、なかなか近代的なデザインで格好良いですな。
カラーリングもシンプル、各メカ部もなんか妙にリアルに感じます。
コクピットの位置もまた面白いw

しかし、帝国側は何気にロボのデザインセンスがあるようなw
今回は情報を奪取した共和国軍とのことですけれども。
というか、スパイ活動って本当戦争だw

共和国→ヒーロー、帝国→ダークサイド
ってイメージがあったんですが、やっぱ情景がリアルなんですね。
by: kuronuko-yamato * 2006/11/06 01:40 * URL [ 編集] | page top↑
--kuronuko-yamato様--

コメントありがとうございます。

>格好良いですな。

空戦ゾイドではゾイド史上最強の強さとかっこよさを
持っている機体だと思います。

>共和国→ヒーロー、帝国→ダークサイド

そのイメージは無いとはいえませんね。事実、ガイロス帝国の
実質的支配者であるプロイツェンはかなりの悪役ですし。
しかし彼も「ゼネバス復興」という目的の為に手段を選ばないだけで
完全な悪者と言うほどではないですね。
by: いいんちょ@ * 2006/11/06 18:32 * URL [ 編集] | page top↑
----

>なぜかボディのプラは黄色く変色しやすいようです
長年の謎が解けました。 それでうちのソーダーはあんなにまっ黄色なのか(笑
コクピットがゾイドのなかでは一番好きかも。上アゴ?に収納されるのが何ともかっこいいです。


by: tozuwa * 2006/11/07 18:37 * URL [ 編集] | page top↑
--tozuwa様--

コメントありがとうございます。

>まっ黄色

私は最初ただの汚れかと思いましたが拭いてもキレイにならないので
変色してしまっているようです。
そんなにガンガン太陽光が当たる場所に置いておいたワケじゃ
なかったんですが・・・。

>コクピット

このシートが下に降りるタイプのコクピットは珍しい形式ですね。
あとはゴルヘックスくらいかな?
by: いいんちょ@ * 2006/11/08 18:21 * URL [ 編集] | page top↑
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://robertomolga.blog52.fc2.com/tb.php/49-cf55284e
前のページ ホームに戻る  次のページ