全長/11.9m
全高/7.2m
重量/25.0t
最高速度/200km
武装
AZ144mmスナイパーライフル
AZ80mmビームガン
ビームマシンガンx2
8連装ミサイルポッドx2
バイトファング
バイトクローx2
ストライクアンカークローx2
価格600円(税別)
あらゆる戦場において数の上では主力となる小型汎用ゾイドと言うカテゴリーにおいて
共和国軍は旧大戦から一貫してゴドスを使い続けていました。
しかしゴドスは新大戦ではさすがに旧式化が目立ち始めており、後継機として新たに
開発されたのがこのガンスナイパーです。
ガンスナイパーの売りの一つがこの時期に実用化されたオーガノイドシステム
(以下OSと略)で、これにより従来型の小型機とは一線を画す俊敏性と
生命力を持っていますが、ブレードライガーの反省からOSによるパワーアップは
ごく限定的な物にとどめられており、一般レベルのパイロットにも
十分に扱える操縦性になっています。
後継機だけに基本コンセプトはゴドスに良く似ていて、小型機にしては
豊富な火力とそこそこの格闘能力、高い軽快性を持っており、同時期に
帝国軍で開発されたOS搭載小型ゾイド「レブラプター」と同じベロキラプトル型
野生ゾイドをベースにしていますが、格闘一本槍のレブラプターとは違って
射撃戦の方を重視しているのが特徴です。
バランスの良い小型機として量産されたガンスナイパーでしたがライバルである
レブラプターに格闘戦で不覚を取ることがかなり多く、のちに武装を整理して
格闘能力を引き上げた改良型である「スナイプマスター」も登場しています。

フロント&リアビュー。
ゴドスの後継機として登場したガンスナイパー。ゴドスの尻尾を地面に引きずった
やぼったいスタイルを脱却して、より恐竜らしい軽快な感じになりました。
アニメでは「新世紀/ゼロ」でヒロインのリノンが重武装化したカスタム機に、
ナオミが赤い専用機に乗って活躍していたのが印象的でした。

頭部アップ。
共和国伝統のキャノピー式で広い視界を持っています。それまでの共和国小型機にあった
頭部を分離する脱出機構は無くなっています。
キャノピーはもちろん開閉可能でパイロットが1名搭乗。口も手動で開閉できます。

尻尾はそのものがAZ144ミリスナイパーライフルの砲身になっています。
ガンスナイパー最大の武器で、大型ゾイドにもダメージを与える事が出来る程の
威力がありますが、機体を静止状態にしないと使えない欠点もあります。

背中に備えたブースターパック。
ミサイルポッドも兼ねており、ハッチが開閉できます。
ブースターの間にあるのはイオンチャージャー。
しかしガンスナイパーは全体的にモールドがダルダルで、このミサイルも
何だかよく判らん物体になっちゃってます。

ブースターパックにはスプリングが内蔵されており、上部のボタンを押すと
ロケットノズルが飛び出すギミックがあります。写真手前がノズル格納時、
奥が飛び出した状態。
つーか、ノズルが垂れ下がっちゃってるんですけど。
こんなギミック仕込む暇があったらもうちっと金型をシャープに作って欲しいです。

両手甲にはビームマシンガン、腹部には80ミリビームガンを装備。

ガンスナイパーはゼンマイ駆動ですが、これまでの小型ゼンマイゾイドのような
ゼンマイのツマミがなく、背中のイオンチャージャーを外してゼンマイを巻きます。
ゼンマイのツマミが目立たなくなるいいアイディアですね。

もちろんゼンマイを動力源に腕を上下に振りながら前進歩行します。
歩き方はかなりガックンガックンしていて、とっても乗り心地は悪そうです(笑)。
ではまとめを。
共和国の新型主力量産機として登場したガンスナイパー。
スタイルもゴドスよりはるかに洗練されていて、いかにも新技術を導入した
次世代機という説得力にあふれています。
ただ問題なのはとにかく全体的に金型がダルいこと。左右の合わせ目が
食い違っちゃっていたり、隙間が開いていたり、モールドがはっきりしていなかったりと
もう散々。全ゾイドの中でも1,2を争うヒドさです。
改良したバージョンもあるらしいんですが私は未見です。
他にも個人的なグチになりますが、ナオミ仕様の赤いガンスナイパーは
限定で出たのに(持ってませんorz)何でリノン仕様は出さないのかと(爆)。
自分で作ろうにもリノン仕様に必須オプションのワイルドウィーゼルユニットも
ビームガトリングも希少品でまず普通の方法では手に入らない始末。
なんでスラゼロ放送中に再生産かけなかったのか不思議でなりません。
商売ヘタ過ぎ。
以上、ガンスナイパーでした。
本当、元のデザインは素晴らしいんだけどなぁガンスナイパー。
リノンスペシャルは全く持ってその通りで、放送当時に出せばそこそこ売れたと思うんですけどねぇ…っつーか妄想戦記で出して!と以前アンケートに書いた事もあったり。あと、リノンスペシャルはディバイソンのミサイルポッドもありますよ、確か。
余談ですが、ガンスナイパーは私の十年来の知人をゾイドに目覚めさせたきっかけでもあるんです(^^;)
コメントありがとうございます。
>ディバイソンの
完璧なリノンスペシャルを作ろうとすると他にも
レッドホーンの3連衝撃砲とビームガンも必要ですね。
ビームガトリングは実際はややオーバースケールぎみですが
もしムリヤリ使って一から作るとするとえらく金がかかりますね。
ガンスナイパー本体600円
ワイルドウィーゼルユニット300円
ビームガトリングx2 800円
ミサイルポッド取り用ディバイソンx2 5000円
衝撃砲及びビームガン取り用レッドホーンx2 4000円
計10700円(税別)
小型機1機に万越えなんて出せません(爆)
リノンはかなりの人気キャラだったワケだしここはやはり
トミーが新規に金型起こしても出すべきではなかったかと
思います。
>ヒロインのリノンが重武装化したカスタム機
リノンさんなのか知りませんが、ゾイドのアニメで重武装したガンスナイパーに乗った子が
「フルバーストッ!」とか語って、全武装フルスロットルで回してたのが印象的でしたw
チラっと観ただけなんですが、この機体はそれで頭に焼きつき・・。
両手の部分にマシンガンついてるとか、愛らしいデザインも好きです。
どうやら、攻撃性のほかに機体には愛らしさを求める傾向があるようです(爆
>「フルバーストッ!」
ハイ、その通り。彼女が「爆弾娘」ことリノンです。
アニメ「新世紀/ゼロ」のヒロインでした。
彼女は当初ディバイソンを愛機にしていましたが
エレファンダーによって大破されてしまい、それ以降は
ガンスナイパーにムチャな重装備を施した通称「リノンスペシャル」に
乗って活躍していました。
もっとも準レギュラーのナオミに「こんなのガンスナイパーじゃない」と
バカにされてましたが(笑)
>愛らしさ
確かに兵器然としたゴドスに比べるとかわいいかな。
ちなみに前述の「新世紀/ゼロ」では脚に付いたホコリを
短い手でチョコチョコ払ったり、買い物カゴを持ってスキップする
かわいい(?)ガンスナイパーが見れます(笑)。
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