全長/21.6m
全高/11.5m
重量/115.0t
最高速度/285km
武装
ビームキャノンx2
AMD2連装20mmビーム砲
対ゾイド3連衝撃砲
ミサイルポッドx2
対ゾイド30mm2連装ビーム砲
レーザーサーベル
ストライククローx4
定価2400円(税別・限定発売)
高速格闘戦用ゾイドとして成功を収めたシ-ルドライガーでしたが、
高速性を追求したために火力の不足が常に指摘されていました。
そこで共和国軍は2門の高出力ビームキャノンを追加装備したシールドライガーDCSを
戦線に投入。しかし20t以上も重量が増えた結果DCSの運動性や格闘能力は
大幅に低下してしまいました。
当初はノーマルタイプとの同時投入で互いの弱点を補っていましたが
戦争が激しさを増すなか、コストや製造に手間のかかる大型機を2機種も同一部隊に
投入するのはあまりに効率が悪い。そこで共和国技術部が出した結論は
「格闘も砲撃も出来るようにすればいいじゃん。」
という何ともストレートな回答(笑)。しかし問題は重量増による運動性や
速度の低下をどうするか。そこで共和国技術部が出した結論は
「パワーも上げちゃえばいいじゃん。」
アメリカ人かキミ達は(苦笑)。
それはともかく重量増によって失ったスピードを動力機関のパワーアップで解消するという
なんともアバウトな方法で解決して完成したのがこのシールドライガーDCS-J
(ダブルキャノンスペシャルジェットの略)でしたがノーマルのシールドライガーに比べて
23tも重量が増えた機体を35kmもスピードアップさせるというかなり強引な改造でした。
しかし元々武装を展開しただけで高速走行時に影響が出るような機体が、
こんな無茶なチューンアップをして無事ですむわけが無く、機体バランスは完全に崩壊。
平均的技量のパイロットにはとても扱えない暴れ馬のようなゾイドに
なってしまったのでした。
結局DCS-Jはわずか7機で生産中止。しかし「レオマスター」と呼ばれる
高速ゾイド部隊のエースパイロット達に与えられたDCS-Jはその潜在能力を
十分に発揮して大活躍する事になるのです。

フロント&リアビュー。
選ばれしエースのみが駆る専用機DCS-J。キットは成型色を変更したシールドライガーに
オプションであるビームキャノンをセットした物です。
2000年5月に限定で発売されました。
黒と銀のボディカラーがとにかくカッコイイです。

追加武装である2門のビームキャノン。仰角を変更できます。
ビームキャノン後部から伸びるパイプは金属製スプリング。

ビームキャノンはノーマル機の展開式ミサイルポッド部分に取り付けられており
左右に展開できます。

ビームキャノンの装備により外されたミサイルポッドは後部のアタッチメントに
装着されます。

コクピットにはパイロットが1名搭乗。ノーマルシールドで問題だった
キャノピー前方の板状の張り出しは残念ながらそのままです。

全兵装を展開した状態。

ノーマルのシールドライガーと並べてみました。
色の違いとビームキャノンの有無しか違いはありませんがかなり印象が変わります。

ではまとめを。
エース専用機であるDCS-J、さしずめゾイド界のシャア専用ザクか?
そのカッコよさと限定品という希少さで人気の高いゾイドです。
ゾイド公式ファンブック3巻のバトルストーリーの冒頭に3巻の共和国側の主人公
レイ・グレッグの愛機としても登場しましたね。ただ登場してすぐ
バーサークフューラーに瞬殺されちゃいましたが・・・orz
気になる所と言えば高速ゾイド乗りのエースであるレオマスターの機体には
盾をモチーフにした紋章が付けられているのですがキットではシールが
ノーマルシ-ルドと同じために再現されていない事かな。
これは専用シールを付けて欲しかったところ。
一時はヤフオク等で暴力的な値段で取引されていましたが今は多少落ち着いたかな?
しかしDCS-JといいゴジュラスオーガといいコングPKといい、
なんでこんなにかっこ良くて売れそうな物をことごとく限定物にしちゃうかなトミーさん・・・。
以上、シールドライガーDCS-Jでした。
>>「格闘も砲撃も出来るようにすればいいじゃん。」
>>「パワーも上げちゃえばいいじゃん。」
なにそのストライクフリーダム(^^;)
ってな感じですが、元々シールドライガーってスッキリしたデザインだっただけに大型追加兵装が付くと化けますねぇ。でも流石に無理がかかっていると思うので、設定的にはいっその事ライガーゼロパンツァーみたいにした方が無理なく纏まったんでは?まぁアメリカーンで大雑把なネタ的面白さには欠けますが(´∀`)アヒャヒャヒャヒャ
箱写真だと薄くブルー掛かってる様にも見えますが、実際に見ると純粋なブラックなんですねぇ。ゾイド公式ファンブックに載ってましたけど、やっぱりビームキャノンはノーマル機に付けるよりブラックカラーの方が似合いますね。
こんばんわ。
>ネタ的面白さ
まあ、「やっちゃった」みたいな部分があると
ツッコミやすくて記事にする時に楽ですね(笑)。
ストライクフリーダムみたいだとTVで暴れてるのを
見ている分には面白いんでしょうがあんまし完全無欠だと
書くことがなくなっちゃいます。
メール頂いた記事の修正の件ですが、自コメント下の
[編集]をクリックして修正したあとPASS欄に投稿時の
パスワードを入れて「送信」をクリックすれば修正できます。
私のほうではソダンさんのパスがわからないので丸ごと削除しか
できないんです。
あ、あとコメントタイトルだけはなぜか修正できず、
コメント修正をかけると消えてしまいます・・・。
完全無欠な機体なら、フューラーに瞬殺される事無く返り討ちにしていた所ですが、やっぱりスペックの差は歴然だったみたいで、仮に瞬殺されず長期戦に持ち込んだとしても、やっぱりDCS-Jに勝ち目は無かったと思いますよ?元々こんな無茶なカスタマイズの機体だけに。
あー、すんませんカキコする時パスワードを入れ忘れていたみたいで…今後気をつけます。
本体カラーがブラック基調ってのが、スゴク渋いですね。
これは格好良い。
しかし、いっつも青で見慣れていたせいか、全体のラインが
よくわからないような違和感が感じられますw
私はやっぱり青色のスマートで明るい機体が好きかもです(おい
>バーサークフューラーに瞬殺されちゃいましたが・・・orz
なんか、そういうの多いんですね、ゾイドってw
最近、かっこいいなと思うとなんか瞬殺されてたりw
>スペックの差は歴然
まあ、相手は素体状態とはいえ当時最新鋭の、しかも
完全野生体を使ったある意味バケモノですからね。
DCS-Jはフルチューンされているとはいえベースは
58年前(!)にロールアウトした旧式機だし・・・。
しかしこの頃はもうブレードライガーが実戦配備されているはずなのに
「レオマスター」の1人であったレイ・グレッグがなぜ
まだDCS-Jに乗っていたのかもちょっと気になります。
単なるレア物好きだったりして(笑)
kuronukoyamato様
こんばんわ。コメントありがとうございます。
>なんか、そういうの多いんですね
まあ、新作おもちゃを売る際の常套手段ですけどね(笑)
新型機の強さをアピールするためには既存の強い機体を
KOするのが手っ取り早いですから。
フューラーには負けちゃいましたがレイのDCS-Jも
ファンブック2巻のバトルストーリーにおいて
最強師団輸送作戦でシンカーを11機も撃墜したりして
活躍してます。
>青色のスマートで明るい機体が好きかも
じゃやはりシールドかブレ-ドがお好みですか?
ブレードの記事は近日公開予定です。
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