オリジナルミクロを作ろう!:はじめの1体を作る 「開戦前夜?」
初めての1体をあなたに。第4回です。
はじめの1体 023

グレイス:皆さんこんにちは。「はじめの1体を作る」担当講師のグレイスよ。

今回は塗装をするポイントの確認をしていくわよ。
これは全体的なデザインの決定にも繋がるから良く聞いてね。








はじめの1体 004

今回は比較対象があったほうが解りやすいと思ってゲストに来てもらったの。
静、こっちへ来て頂戴。

静:はい、グレイス教官。








sizuka 001

「静」は当ブログのオリジナルミクロレディの中でも比較的マスキングパターンが
楽な部類に入るわ。今回は彼女のデザインををベースにして考えていこうと思うの。

ああ、でもそのまま作るわけじゃないわよ。

今回は「なるべく簡単に出来るマスキングを使う」っていうのが大前提にあったわね。
静にも一部面倒な箇所がないわけじゃないから、その辺はアレンジを加えるわ。



でもさし当たって一番重要なポイントは

「塗装箇所は減らさない」
「カッコよく見えるポイントを一つくらいは残す」

ってところかしらね。


まずは「塗装箇所は減らさない」っていう「縛り」について説明するわね。

今回チャレンジするオリミクは基本ともいえる「1色ペイント+シール」の方式で
作るつもりなんだけど、うちのマスターが言うには

「塗装する面積はマテフォ表面積の20~30%で充分」

という事らしいのね。

これ以上塗装面積を減らしてしまうと全体的に寂しい感じになってしまうの。
悪く言えばいかにも手抜きに見えてしまうわ。

かと言ってこれ以上塗装面積を増やすのは手間が加速度的に増えるし、
「なるべく時間を節約する」という方針に反してしまうから、全体的なイメージとしては
今回例に挙げた「静」くらいの塗装面積だと思って頂戴。


じゃ、静を例に今回作るオリミクレディの塗装箇所を抑えておきましょう。








はじめの1体 007

まずは胸回りに1箇所。

ここは外見上とても目立つポイントになる場所ね。
失敗しないように注意が必要よ。

静は逆V字のパターンが特徴ね。ただ同じデザインにはしないつもりよ。

次回解説するけどマスキングが初めての人には左右のバランスや逆V字頂点の
センタリング(中央に合わせる事)がやや難しいと思うから、ここは別デザインにするわ。

それから襟元(首)にもワンポイント入っているけど
これは簡単なマスクだから取り入れましょうか。







はじめの1体 012

背中に1箇所。

静は1直線なラインだけど、実はここって簡単な様でちょっと今回は問題があるの。

女性マテフォの背中中心部分は凹型にへこんでいてマスキングがうまく決まらない
場合があるのよ。しかも今回は塗料がテープの隙間から滲み出しやすい筆塗りだから
ここも別パターンを考えた方がいいわね。








はじめの1体 010

上腕・下腕に1箇所づつ。

静の上腕は逆V字のラインだけど、ここは簡単な直線ライン(マリエッタやマキと同じ)
でも良さそうね。

マスキングテープを細切りにしてクルッとひと巻きするだけでOKだから楽だし。








はじめの1体 009

脇下と横腹と腰のそれぞれ左右に一箇所づつ。

ここは静と同じ簡単な直線パターンで。さほどマスキングは難しくないわね。







はじめの1体 011

太ももとスネに1箇所づつ。

スネのパターンはそのまま採用するわ。マスキングも簡単だし。

問題は太ももの方。ここって凄く目立つ場所なのよ。
ウチのマスターがデザイン上一番のポイントにしているのは実はここなの。

この太もも部分に、うかつに簡単な水平方向のラインを採用したりすると
一気に安っぽく見えちゃうのよ。その場合は別の部分でデザインを複雑化させて
フォローしたり、組み換えを使ったりしてカバーしないと、つり合いが取れなくなるわ。


最初の方で言った「カッコよく見えるポイントを一つくらいは残す」っていうのは
この太もものパターンの事よ。ここだけはちょっと面倒でも静やマリエッタみたいに
「ナナメのライン」を採用しましょうか。


なにせもう1箇所の目立つポイントである胸回りで
ちょっと簡単なパターンに逃げるつもりだし、ここくらいは・・・ね(笑)

ラインの左右の角度のバランスや太さを揃えるのが難しいんだけど
一応確実に対象性を揃える方法はあるから安心してね。








はじめの1体 017

今回はここまで。

次回はいよいよ実際にマスキングに入っていくつもりよ。
じゃ、また次回お会いしましょう。



第5回へ(クリックでジャンプします)


2008/10/08(Wed) | オリジナルミクロを作る | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
コメント
----

毎回、凄く勉強になります。
私はプラモデル等もまともに作った事が無いので、次回のマスキングも楽しみです(^^)
今回の、いいんちょ@さんの講義を見て、塗装にも挑戦してみようと思い、近所の(と言っても自転車で3時間くらいの所)トイザラスにマテフォを買いに行きましたよ(^^;
by: 龍牙 * 2008/10/08 22:36 * URL [ 編集] | page top↑
----

凄く親切丁寧な説明です。
いいんちょ@さん、グレイス先生、有り難うございます。
模型雑誌なんぞ比べ物にならないぐらい為になります。
by: LIVE−D * 2008/10/08 23:41 * URL [ 編集] | page top↑
----

ふむふむ、なるほど(メモメモ) ビンテージも実はプラモ作りとか殆どした事なくて、塗装とかも殆どした記憶のない超・超・初心者だったりします(汗) 
ですのでこういう親切丁寧な講義は本当に助かります。次回もしっかい拝聴致したいですー。
by: ビンテージ * 2008/10/09 16:15 * URL [ 編集] | page top↑
--龍牙様--

コメントありがとうございます。

>まともに作った事が無い

なるべく塗装未経験の方でも作れるように
詳しく説明する事を心がけるようにしています。
その分文章が長くなって読むのが大変でしょうが
どうか許してくださいね。

>自転車で3時間くらいの所

ご苦労様です。自転車で3時間というと30km強ぐらいでしょうか?
こりゃこちらも途中で放棄するわけにはいきませんね(笑)
by: いいんちょ@ * 2008/10/09 19:12 * URL [ 編集] | page top↑
--LIVE−D様--

コメントありがとうございます。

>為になります

ありがとうございます。
以前サンドラの製作法を紹介した「オリジナルミクロを作ろう!」や
一般的な模型誌では制作テクニック中心の解説が多いですが、
今回は「製作にたどり着く前」の時点から説明してますね。

こういうのは確かに珍しいかもしれません。
by: いいんちょ@ * 2008/10/09 19:19 * URL [ 編集] | page top↑
--ビンテージ様--

コメントありがとうございます。

>殆どした事なくて

ああ、やっぱり結構そういう方多いみたいですね。
こりゃラッカー塗料の特性や扱い方も記事内で
説明した方がいいかな・・・。

次回はマスキングに入る予定です。どうかよろしくお願いします。
by: いいんちょ@ * 2008/10/09 19:23 * URL [ 編集] | page top↑
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://robertomolga.blog52.fc2.com/tb.php/332-ee045f65
前のページ ホームに戻る  次のページ