いわずと知れた(?)第2次大戦米軍主力戦車、M4シャーマン戦車2タイプを紹介します。
M4シャーマンは第2次大戦中のアメリカ軍の主力となった中戦車で、
表面的なスペック上はドイツ戦車に及びませんでしたが、その高い機械的信頼性や
操縦のしやすさ、そして約5万輌という圧倒的数量で連合軍の勝利に貢献しました。
アメリカ以外の連合国や戦後の自衛隊にも多数供与されて活躍していました。

まずはM4シャーマン初期型。
シャーマン戦車は多数のバリエーションが存在し、タミヤからもいくつかのタイプが
発売されていますがこれはM4の初期型(正確には初期型後期?)です。
主砲はやや歩兵支援を重視した75mm砲。エンジンはなんと航空機用の
星型エンジンを積んでいる豪快さ(そのために少々腰高になった)がいかにもメリケン(爆)
前回紹介したKVやM16対空自走砲に比べるとかなり後に発売されただけに
装甲表面のディテールやパーツのシャープさが格段に向上していますね。
ちなみに本来は砲塔上にブローニングM2重機関銃が1丁付くんですが
地震で紛失しちゃいました(苦笑)

パーツの合いも良くて組み立てやすい、実に良いキットですね。
サス回りを同社のM4A3から流用した為に実際のM4とは微妙に違いがあったりしますが
気にしなけりゃ全然気にならないような違いなので問題なし。
バリエーションとして主砲を105ミリ榴弾砲に変更したタイプも発売されています。

続いてはM4A3E2シャーマンジャンボ戦車。
フォード製ガソリンエンジンを搭載したM4A3を歩兵支援用に改造したタイプで
敵陣地からの攻撃に耐えて歩兵を掩護する為に最大152ミリ(砲塔部)の
重装甲を誇っていました。
生産数はシャーマンとしては254輌と少ない数で、重装甲化の為にやや機動力も
低下していましたが、その重装甲で歩兵支援よりも危険な場所を進む為の
先導車として重宝され、将兵からは非常に評判が良かったようです。
米軍戦車らしく荷物をいっぱい積んでみましたが、後部の荷物はロープかなにかで
固定しないと落ちますよね(爆)
本当はちゃんと糸でそれらしくするつもりだったんですが・・・多分面倒くさくなって
そのままにしちゃったんだと思う当時の自分(バカ)

ごつい防盾が特徴的な砲塔。
砲塔部分は新規金型で再現されていますが、形状にいくつか問題があって
あまり良い出来とはいえないかもしれません。
(砲塔前部の傾斜している部分の角度がかなり違う・防盾の位置が下過ぎる等)

タミヤのキットは実際でもベース車両だったM4A3のキットに新パーツを追加して
ジャンボを再現しています。
ただキャタピラやデフカバー等少々ムリヤリM4A3を流用しすぎた部分
(キャタピラはこのタイプが使われていない・デフカバーは全くの別物。作例は自作品)
が多く、正直言ってあまり褒められたキットじゃないですね。
組み立てやすさとかは文句ないんですがシャーマンバリエーションの中でも
ファイヤフライなどと共に人気のある形式なのでこれは改訂版を発売して欲しいです。
以上、昔作ってたモノ・その2でした。
僕戦車とか一個しか作ったことないんですよー
ゾイドとかガンダムに比べると作りづらくて....。
まぁカッコイイんですけどね
コメントありがとうございます。
>作りづらくて
戦車は同じスケールモデルの飛行機や車に比べると
基本色塗って後は汚し塗装で結構それなりに
雰囲気出せるので比較的楽だと思います。
もちろん「それ以上の物」を作ろうとすると例に漏れず
地獄ですが(笑)
私もさすがに最近はプラモ作ろうとは思わないですね。
根性が続かない(苦笑)
カワイイですよねシャーマン。
コンバットチョロQのシャーマンを持ってるんですが、そりゃあもう、他をよせつけないカワイさです。ちょっと腰高なところが、弱そうでカワイイ。
コメントありがとうございます。
>カワイイですよねシャーマン
航空機用星型エンジンの採用が前提の設計だからなんですが、
中戦車の割にはコロッとした腰高なスタイルですね。
>弱そうで
まあ実際戦闘力ではおおむね大した事はないんですが(笑)
改造型のファイヤフライや今回紹介したジャンボのような
例外もありますけどね。
ただシャーマンには量産性や整備性、容易な操縦性や
機械的信頼性、高い部品互換性というドイツやロシアの戦車には無い
強みもある魅力的な戦車です。
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