全長/23.8m
全高/12.6m
重量/118t
最高速度/290km
武装
集光荷電粒子砲
バイトファング
キラークローx4(手・足先)
ビームバルカンx4
定価2980円
ネオゼネバス軍の新兵器「セイスモサウルス」によって敗北した共和国軍は、
ネオゼネバスの勢力範囲外である東方大陸へと脱出。しかし敗残の彼らに
東方大陸を本拠とする軍需企業「ZOITEC」が援助の手を差し伸べてきました。
ネオゼネバスによる中央大陸の支配に懸念を抱いていたZOITECは、
共和国軍の大型ゾイド開発のノウハウを得る代わりに軍事費の援助と
得意とするBLOX技術を組み込んだ対セイスモ用ゾイドの共同開発を提案。
共和国と同盟関係にあったガイロス帝国からティラノサウルス型野性ゾイド
(バーサークフューラーのベースとなった素体)の提供を受け、 完成した機体は
ZOITECの協力に敬意を表す意味で東方大陸の文字を使い「凱龍輝(ガイリュウキ)」
(東方大陸では漢字が使われているらしい)と名付けられました。
凱龍輝は高い機動性と格闘能力、そして2体のBLOXとの分離・合体による立体的な攻撃と
対セイスモサウルス用の切り札、集光パネルと集光荷電粒子砲を持ち、
共和国軍反抗作戦の切り札として活躍しました。


凱龍輝・フロント&リアビュー。
共和国軍最後の希望・凱龍輝。
ブロックスゾイド(人工コアを持つ量産ゾイド)と共和国の大型ゾイドのノウハウを結集した
共和国軍の切り札です。
ボディ(素体)は実はバーサークフューラーの物が流用されていますが、
アーマー類や頭部などは全く新規の物で、印象はかなり異なります。
アーマーの各所に設けられたクリアパーツがセイスモサウルスの「ゼネバス砲」に
対抗する為の「集光パネル」で、荷電粒子エネルギーを吸収してしまう特殊装備です。

コクピットは頭部にあります。ハッチが開閉可能で、パイロットが1名搭乗。
中々シャープな顔立ちがカッコいい凱龍輝ですが、このハッチ部分のデザインだけが
ちょっと野暮ったい感じなのが残念です。

凱龍輝の最大の特徴が、アーマーが2機のBLOXゾイド「飛燕・月甲」に分離する
B-CAS(ブロックスチェンジングアーマーシステムの略)。
飛燕と月甲は無人ゾイドで、本体の凱龍輝と連携した立体的な攻撃が可能です。

こちらはツバメ型飛行BLOXゾイド・飛燕。空中戦や偵察を担当します。
外翼のマグネッサーウィングは手動で展開可能。敵を切り裂く武器にもなります。

こちらはカブトガニ型海洋BLOXゾイド・月甲。海上・水中戦を担当します。
機体上部の4門のビームバルカンと分厚い装甲を生かした
体当たり攻撃を得意としています。

実は凱龍輝のアーマー、飛燕と月甲の部分以外にも↑のパーツが
不自然に残ってしまいます。
実はこれ、企画初期段階ではもう1体イノシシ型BLOXゾイドが組み込まれる予定
だった名残です(笑)
没になったイノシシ型BLOX「雷電」はその後発売されたゾイドフューザーズ版
「凱龍輝・真」で復活しています。

電池ボックスは背中のブースター部分に内蔵されており、スイッチの切り替えで
歩行アクションと集光荷電粒子砲の発射形態とを切り替えられます。
集光荷電粒子砲とは敵の放った荷電粒子ビームを集光パネルで吸収、再生成して
打ち返す凱龍輝の必殺技で、共和国軍では初めての高出力荷電粒子ビーム砲です。

電動歩行時にはフューラー同様、足裏に歩行補助用のプレートを装着します。

飾る為のスタンドも付属。この状態のまま電動アクションを楽しむ事が出来ます。

異母兄弟とも言えるバーサークフューラーと並べてみました。
凱龍輝の方がアーマー類がすっきりしたデザインの分、スマートに見えますね。
ちなみにこの2機、凱龍輝付属のショートストーリーで激突しており、
フューラーの荷電粒子砲を集光荷電粒子砲で撃ち返した凱龍輝が勝利しています。

ではまとめを。
バーサークフューラーの金型流用である凱龍輝ですが、太いプロポーションだった
フューラーよりもずっとスマートにまとめられており、カッコいいゾイドだと思います。
ライトブルーのプラの成型色が安っぽい色なのとコクピットハッチの形状がイマイチですが
まあ許容範囲内かな。
設定面ではちょっと「集光パネル」が便利すぎる装備であるきらいがあるのと、
相変わらず小~中口径の火器が少なすぎるのは面白みに欠けるかな・・・。
絶対不便だと思うんだけど。
あと「ついに共和国も高出力荷電粒子砲に手を出しちゃった」のは驚きました(笑)
以上、凱龍輝でした。
連投失礼します。
僕はこれ、真の方を持ってます。
と言っても、初期版を持っている知人が雷電を抜き取って残りを置いてっただけですが。
これはフューラーとほとんどフレーム共通なのに、外観がガラッと変わっているのが
面白いですね。CASを上手い事利用したなって感じです。
>小~中口径の火器が少なすぎるのは面白みに欠けるかな
確かに荷電粒子砲メインですしね。他のブロックスを使えって事でしょうか。
バスターイーグルのキャノン砲を付けるとカッコいいですけど(←大口径だよ)
コメントありがとうございます。
>雷電を抜き取って残りを置いてった
ちょwww友人ひでぇwww
まあ雷電以外はシールくらいしか違いが無いので
気持ちはわかりますけどね(笑)
>確かに荷電粒子砲メイン
中~小型ゾイド相手にいちいち
集光荷電粒子砲ぶっ放すワケにもいかないでしょうしね(苦笑)
1機づつ格闘で潰していくのも面倒ですし、飛燕と月甲で
なんとかするしかないんでしょうかね。
お かっこいいなぁ!子供の頃、ゾイド大好きだったんですが
たしか昔はこんなスタイリッシュなゾイドなかったですよね?
>小~中口径の火器が少なすぎるのは面白みに欠けるかな
たしかに!
かっこいいんだけど、昔のレッドホーンみたいにあちこち
銃器がついてたほうが巨大感があったなぁ
ガキの頃大好きだった ミクロマンとガンダムとゾイド。
み~んなくっつけてロボットマンを一台作った私ですので
いいんちょさんのブログはすごくいいっすねぇ!
コメントありがとうございます。
>あちこち 銃器がついてたほうが
私もレッドホーンやウルトラザウルスみたいに沢山武装が付いた
旧世代前半のゾイドのデザインが好きですね。
1999年に復活以後に新金型で作られたゾイド達も
まあまあよく出来ているんですが、初期ゾイドの魅力である
「レトロSF風味とオモチャらしさ」が薄れてしまった物が
多いですね。
昔のゾイドしか知らないビンテージにとっては、最近のゾイドは漢字の名前もあるのだなぁという部分で新鮮な驚きです。分離したアーマード「飛燕・月甲」の二つを見て、ついミクロと絡められないかなと思ってしまいましたw
本日、シルビアさんと、そしてもう一人の娘も到着致しました! まさかオマケというのがこんな凄いものだったとは…感謝感激ですっ。早速今夜のエントリで紹介致したいと思います。いいんちょ@さん、本当に有難う御座いました。大切にしますね!
コメントありがとうございます。
>漢字の名前
ゾイドの舞台である「惑星Zi」には過去に地球人が入植しており、
凱龍輝が作られた東方大陸には漢字を使う人々がいるらしく
凱龍輝と言う名前はは東方大陸の人々への感謝の気持ちを
表す為に漢字で付けられたネーミングです。
>到着致しました
無事に到着したのですね。紹介記事まで作ってくださるそうで・・・
なんとも恐縮です。
見た目はティラノサウルスらしい頭部と、スリムな胴体が目を引く。共和国製ゾイドで初めて大威力の荷電粒子砲を搭載したゾイド。(実はキングゴジュラスの胸のスーパーガトリング砲には荷電粒子砲が混ざってるんですが…あれは禁断のゾイドですからね…)
共和国らしいキャノピー式コクピットを採用し、如何にもな機体に仕上がっているのは好印象。
集光パネルは、光学兵器限定でデスザウラーの超重装甲並の強度を発揮。初陣ではデータ不足から完全に吸収しきる事は敵わなかったが、後に改良されて超収束荷電粒子砲を防ぎきっています。
一方で格闘兵装に対する防御力はそれなりであり、エナジーライガーの攻撃にギリギリ一発耐える程度とされます。
ギガを援護する為に開発された経緯や、エナジーライガーと言った上位機種が居る事で大きな批判は免れていますが、光学兵器を主力としているゾイドに対しては無類の強さを発揮するチート一歩手前の機体です。でも大好き。
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