アクロサンドラとアクロレビーを取り上げたいと思います。
ちょうどこの頃行っていたアンケートの企画や、オリジナルレディの記事へのコメントに
「オリジナルレディの作り方を教えて欲しい」という要望が散見されるようになり、
新カテゴリーとして「オリジナルミクロを作ろう!」と題して
私のオリミクロ製作法を紹介する記事を書く事になりました。

その「オリジナルミクロを作ろう!」内で製作したのが7人目のレディ、
アクロサンドラです。
使用した「HGIFマリア・タチバナ」がすごい悪人顔だったので
アクロイヤーとして製作する事に決定。
実はヘッドを銀色塗装するまで素体色は何色にするか決めていなかったのですが
茶色マテは人気薄で、これから改造にチャレンジする方でも入手が比較的容易な事、
そしてこの「最も使いにくい色」と呼ばれる茶マテを何とかする見本にしようと
この素体色をチョイスしています。
初心者用の見本という側面があったためボディペイントパターンは
かなりアッサリめ。労力を極力減らす為に背中や首回り、お尻や上腕の塗装をカット。
塗装面をなるべく正面に集中させて塗装面積・塗装箇所の割には
見栄えがこれまでのレディと変わらないようにしています。
(その代わり後ろから見るとちょっと寂しい)

出来上がったサンドラはカラーリングの微妙な色選択ミス(思ったより緑が強い)
などもあって少々地味なキャラクターでした。
そこで見栄えを上げる為、私のオリジナルレディでは初めてである「自作の専用武器」
スコーピオンクローを製作、装着しています。
彼女はその色合いから「砂漠戦闘のスペシャリスト」という設定だったので
本当はサソリの尻尾みたいな武器が良かったんですが、ちょっと手持ちの資材で
再現できそうも無く、「サソリならハサミでもいっかw」てな事であっさり変更(爆)
サンドラは後に改めて紹介記事を製作しましたが、スコーピオンクローを装着した姿が
割と評判がよく、またその全工程を紹介した事で皆様のリクエストに応えた
とても意義のあるキャラクターですね。

さて、8作目となったのはこのアクロレビー。
シルビア・静・サンドラとしばらく「量産化」や「省力化」をメインとしたレディが続き、
またプレゼント企画やお返し等でこれまでに作ったレディを
再製作する事も多くなっていました。
しかしたまにはアクロジゼルのような「量産化を全く考えないレディ」が作りたくなるもので
いわば「一点物」として製作したのがこのレビーです。
彼女は組み換えこそ使用していませんが塗装においてそれまでのレディとは
一線を画しており、私の製作したレディでは唯一となる「シルバー地+クリアカラー」による
メタリックパープル塗装が施されています。
またこれまで塗装を避けてきた膝まわりにもピンを抜いて分解し塗装を施す等
塗装面積が増えており、胸回りに細くセンタリングや左右対象性の難しいラインを
使うなど、地味に手間が増えた物になっています。

彼女の「特別さ」は装備にも現れており、ブロックスゾイド「ブリッツホーネット」を
流用・加工したホーネットパックを標準装備しています。
「専用装備」としてはサンドラでも製作していましたが、バックパックを含めた本格的な
装備を作ったのはこのレビーだけですね。
こんな物まで作ったおかげでレビーの製作にはこれまでのレディに比べて
非常に手間がかかり、並みのレディの3~4倍の時間がかかっていますorz

「特別仕様」として作ったレビーですがちと出来に不満もありまして、
胸回りの塗装や増えた塗装面積、専用装備製作による労力を軽減する為に
手足の塗装パターンを少々オーソドックスなものにしてしまい、
「アクロイヤーらしさ」が薄れてしまった感もあります。
レビーを紹介した記事は非常に評判がよく、レビュー系記事の中では
後のグレイスと並ぶ多数のコメントを寄せていただきました。
以上、番外編その3でした。
グレイス・リンファについてはまた次回。
おー!
パチモノの頭を見つけていないですが
非常に参考になるので追加写真はうれしいです♪
エアブラシの塗装技術が皆無なのでこんな綺麗にパープルにならないと思いますがいつか。。。チャレンジします。
とりあえず引越し騒ぎ♪
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コメントありがとうございます。
>パチモノの頭
「昴」はフィギュアとしてはマイナーかも。
ただ見つけさえすれば相場は安いと思いますが・・・。
ただフルコピーにこだわらず、例えば
ヘッドは別なのを使用するとか、ブリッホーネットの
流用のみして他の部分はゼントランさんのオリジナルに
しちゃうとかでもいいと思いますよ。
>綺麗にパープル
クリアカラーはパーツごとの色の濃さに違いが出ると
悲惨なので慎重にやらないといけませんね。
レビーの資料が必要でしたらボツ写真を含めて
どこかのアップローダーにUPしてもいいですよ。
コメントありがとうございます。
>腕も設備も無い事ですが
腕はある程度一つ一つの工程に時間をかければ
カバーできますよ。コツは急がない事・はしょらない事。
私もこれで何度失敗した事か(爆)
>一番好きなのはマキ
>一番凄いと思うのはやはりレビー
ありがとうございます。
ビンテージさんは「かわいい系」が好みでしょうか。
レビーはとにかく他のレディに比べると
手間が多くて2度と作りたくないレディの筆頭ですね(苦笑)
>アクロサンドラとアクロレビー
オリジナルミクロを作ろうという事で簡素なデザインとピンまで抜いて膝関節まで塗るというめんどくささの両極端なキャラですなあw
しかし、オリジナル武器は両方良い感じですよね
2人が一緒だと地上戦と上空からと言う死角がない気がしますなあ。
コメントありがとうございます。
>両極端
サンドラとレビーは製作難易度に関しては
極端に違いのある2人ですね。
オリジナル武器に関してはレビー以後作っていませんが
またいいアイディアが浮かんだら作ってみたいですね。
私はサンドラがいいんちょ@さんの作品の中で一番好きです。両腕に鎌(鋏)のついたこの姿を見たときは「ウオッ」と思ったもんなあ。また、ガチャの状態だとあまり印象のよくないマリアの顔がここまで美人でカッコよく化けたのにも驚きました。茶色マテフォ、悪人面と、一見不利なアイテム選択から、ここまで魅力的な作品にまとめるのは、技術以上にセンスがいると思います。そのセンスは、正直ウラヤマシイと思ってます。
レビィについては、とにかく塗装の美しさが圧倒的ですよね。これには衝撃を受けました。こんなレベルの塗装面が実現できるなんて…ただただ衝撃の一言ですわい。
コメントありがとうございます。
>不利なアイテム選択
確かにこの組み合わせは厳しく見えますが、
実は手札の制限がある程度あった方が方向性が
決めやすくて楽な部分もあったりします。
少ない手札をいかに有効に組み合わせるかを
考えるのは結構楽しかったり(笑)
逆に資材が豊富で「好きな物を好きなように作る」ほうが
何を作っていいのか解らなくなる場合もありますね。
>塗装の美しさが
ありがとうございます。
レビーの塗装はホントに手間がかかりますね。
間違っても量産前提のキャラには使えない塗装です(苦笑)
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