オリジナルミクロを作ろう! ボディ編 その3
今回は塗装の修正とクリアコートです。
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さて、完璧にマスキングをしたつもりでもテープを剥がしてみると
結構はみ出しやラインの乱れなんかがあったりするもの。クリアコートの前に
これらの修正を行います。

まずはマスキングテープを剥がしたら塗料が完全乾燥するのを待って
(できれば半日くらい置いて)修正に入ります。

ちょっとした塗料のはみ出しや滲みがあった場合は上写真のように
薄め液で湿らせた爪楊枝でこすり落として修正します。








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微細なはみ出しの修正にはデザインナイフで塗料を削り落とす方法もあります。
多少マテフォ本体にキズが付いてもクリアコートすれば消えてしまうので問題ありません。

削りすぎてしまっては元も子もありませんから慎重に。ある程度の妥協も時には必要です。

「どうしてもラインがキレイじゃないとイヤだ!」という
完璧主義の方もいらっしゃるでしょうが、あんまり気にし過ぎてもキリが無いし、

正規商品だってそんなにキレイに塗れてない

から大丈夫!!(爆)








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マスキングテープの隙間から塗料が入り込んで関係ない所に付いてしまった場合は
綿棒に軽く薄め液をしみこませてふき取りましょう。









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うっかり塗装面にキズを付けてしまったり微細な塗り残しがあった場合は
面相筆で同じ色を使ってリタッチしてやりましょう。

塗料を筆の先端でチョンチョンと乗せてやるようにするといいでしょう。







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さて、ここからはちょっと高度な仕上げ。上図は塗装してマスキングテープを剥がした
マテフォの拡大断面図です。

マスキングテープは塗装面より厚みがある為、テープを剥がした後
塗装した「塗膜」との境界線に段差が残ってしまいます。

塗料を厚塗りしてしまった場合などは特に顕著に残ってしまい、
ラインのシャープさが失われて目立ってしまうので、この段差を削り落とします。









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1500番くらいの耐水ペーパーに水をつけて濡らし、段差を削ります。

削ると言ってもラインにそって、そっと軽くなでる程度で十分。逆に
「完全に削り落とそうとしない方がかえって上手く行く」位の気持ちでやりましょう。

パーツに付いた水分や削りカスは綿棒でぬぐってやりましょう。
ペーパーをかけた部分の塗装した色が白っぽくなる事がありますが
クリアコートできれいに消えるので気にしないように。

ここで注意。

銀色や金色、その他の「メタリック系カラー」を塗装した場合、この工程は
クリアコートをかけてから行ってください。


メタリック系カラーにペーパーをかけてしまうとクリアコートをかけても
色が元に戻りません。

幸いメタリック系カラーは隠ぺい力が強く、塗膜を薄くできるので
それほど目立つ段差は出来にくいのですが、もし気になる箇所が出来てしまった場合は
クリアコート後にこの作業を行い、ペーパーをかけて曇ってしまった部分に
もう一度クリアコートをかけて仕上げます。

デザインナイフで段差をそぎ落とす方法もありますが危険度が高くて
あまりオススメできません。

(追記)
シルバーで塗装した際に段差消しをペーパーでやってみましたが
段差部分に1500番くらいのペーパーをそっと当てるようにやれば
大丈夫でした。

ただやはり通常のカラーに比べると難易度が高いのでメタリック系カラーで
塗装した場合はなるべく塗膜を薄くするようにしましょう。








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さて、いよいよ仕上げのクリアコートです。全てのパーツに「持ち手」を付け直します。

腕パーツのヒジ部分にはクリア塗料が入り込むと面倒なのでここだけは
マスキングテープでカバーします。








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クリア塗料を塗装面に吹き付けます。塗装が傷つかないように保護膜を
作るわけですね。

私が使用するのはヘッド編でも登場したクレオスのMrスーパークリアー(光沢)。
パーツ全面に吹き付ける必要はありません。
あくまで塗装された部分にのみ吹き付けるようにして下さい。

ビン入りのクリアー塗料を薄め液で希釈してエアブラシ塗装してももちろんOKです。

多少は厚塗りになってもかまいませんが、あまり多量に吹き付けると
クリア塗料がタレたりせっかくの塗装がにじんだりするので程々に。








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クリアコートの終わったパーツ。ピカピカの光沢が出ます。









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吹き付けが終わったらホコリの付かない場所で完全に乾燥させます。
最低でも半日、出来れば一昼夜くらい放置して乾かしましょう。






さて、今回はここまで。
次回の「オリジナルミクロを作ろう!」は組み立てとシール貼りです。




2007/10/08(Mon) | オリジナルミクロを作る | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
コメント
--なぁ~るほど--

いつもこのパートで失敗してしまいます。
マスキングテープを剥がした後の処理が適正では無かったのでしょうね・・。
都合の良い事に、「テープを剥がしたら出来上がり♪」なんて考えていたモノですから、塗料が入り込んでいたり、段差が出来ていた段階で『失敗(ガーン)』みたいになってました(苦笑)。
(どちらにしてもスプレー塗りですから、かなり厚ぼったかったのですが・・W)

因みに私の『簡易エアブラシ』、いいんちょ@サンが仰る通り『プロスプレーシリーズ』です(流石♪)
まだ、一度も触っていないので、チョットやってみます(笑)
しかし、如何にも『入門編にどうぞ』チックな出で立ちのくせにクセモノとは・・(汗)
by: SAT * 2007/10/09 08:03 * URL [ 編集] | page top↑
----

本日、マキちゃんが届きました。
ウチでは二体目となる、いいんちょ@さんの作品。私は果報者です。

しかし、マリエッタちゃんの出来も素晴らしかったですが、
更に技量がアップしているようで感服致しました。正に、「日々是精進」ですね。

この度は、本当にありがとうございました。
近日中に、ブログ内で紹介をする予定です。

>マテフォの拡大断面図
コレは解りやすくて助かりました。なるほど、耐水ペーパーで削るんですね。

ちなみに私も、SATさんと同じく『プロスプレーシリーズ』を使用してます。
今、かなり制作意欲が沸いているのですが、娘がジャマを…(笑
by: 遊慈 * 2007/10/09 18:20 * URL [ 編集] | page top↑
--SAT様--

コメントありがとうございます。

>『失敗(ガーン)』みたいに

まあなにせモノが小さいのと曲面だらけなせいで、ぶっちゃけ
完璧にマスキングが決まるなんて事は滅多にないですね(笑)

>プロスプレー

プロスプレーはMk1~Mk3とMk4/5では若干構造が違いますが
基本は一緒ですね。私はMk1を過去に持っていたことがあります。

エア缶だと全開ではやや圧力が高い(塗料の濃さにもよる)ので
エア缶側のバルブでやや弱く調整し、塗料噴出ノズルを
塗料が出なくなるギリギリくらいまで下げて「細吹き」の状態にすれば
いけると思います。

あとプロスプレーシリーズは構造上塗料噴出ノズルが詰まりやすいので
メンテには気をつけてください。使ったら塗料をキレイにふき取った後
薄め液専用ボトルを用意して薄め液を空吹きしてやるといいでしょう。

それから使用中にホースを引っ張ってエア缶がコケる事があるので
注意して下さい(私も何度もやりましたorz)。

ただ水を差すようで何ですが、プロスプレーシリーズは所詮簡易型なので、
本格的なエアブラシとは噴霧される粒子の細かさや操作性に
格段の差があるのは否めません。
値段分以上の働きをさせる事は十分可能ではありますが・・・。
by: いいんちょ@ * 2007/10/09 18:22 * URL [ 編集] | page top↑
--遊慈様--

コメントありがとうございます。

>届きました

無事に届いたようで良かったです。
こちらこそ受け取っていただけて幸いです。

>耐水ペーパーで削る

これもやりすぎると逆にラインを乱してしまうので
完全に削り落とそうとしないほうが無難ですね。
「目立たなくなればいいや」くらいの感じでやると上手くいきます。

>プロスプレー

おや、遊慈さんもですか。ミクロのような小さいものを塗装するのは
やや難しいですが・・・。
by: いいんちょ@ * 2007/10/09 18:41 * URL [ 編集] | page top↑
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