オリジナルミクロを作ろう! ボディ編 その2
今回はいよいよ塗装に入ります。
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まずは塗装の前に下準備。前回マスキングしたパーツにヘッド編その3の時と同様
竹串に両面テープを巻きつけた「持ち手」をつけます。








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こちらが塗装に使用する材料。この他にエアブラシとコンプレッサーを使います。

上段左から、Mrカラー「ミドルストーン」、メタルプライマー、Mrカラー薄め液。

下段左から、スポイト、タミヤ調色スティック、塗料皿です。








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マテフォの素材に使用されているポリカーボネイトは塗料の食い付きが良くないので
下地としてメタルプライマーをエアブラシで吹き付けます。

私はビン入りの物をほんの少しだけ薄め液を添加した物を使います。
メタルプライマーにはスプレータイプもありますから、そちらを使ってもよいでしょう。

ただしこの工程には色々例外があって、今回のような隠ぺい力が強い色を塗装する場合は
メタルプライマーで良いのですが、例えば黒素体のような濃い色の素体に
白や黄色、赤などの隠ぺい力の弱い色を塗装すると、素体の地色に負けてしまって
上手く発色してくれません。


これを防ぐにはプライマーではなくサーフェイサーを使うと良いでしょう。
白色系サーフェイサーがオススメです。










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プライマーを吹き付けたパーツ。塗装する部分がしっとりと濡れるくらいでOKです。
30分くらい乾燥させましょう。

サーフェイサーの場合は乾燥が遅いので、1・2時間以上おいた方が無難
(サーフェイサーの塗膜の厚みにもよります)です。









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いよいよ塗料を吹き付けます。今回選んだのはMrカラーの「ミドルストーン」。
やや暗いかなと感じたので少量の白を加えてあります。

何でこの色にしたかと言うと、「サンド系で手元にあったのがこの色しかなかった」から(笑)
塗装前にマスキングテープがパーツに密着しているか、塗装面にホコリが付いていないか
よく確認しましょう。

写真は2回目の吹き付けが終わった所。決して1回で終わらせようとしてはいけません。
塗料は黒のような隠ぺい力の高い色でも最低3回、今回は4回に分けて吹き付けました。

塗装1回につき、最低20~30分間を空けて次の吹き付けに移りましょう。

薄め液で2倍程度に希釈してエアブラシで吹き付けますが、
濃すぎると塗装面がザラザラになってしまい、薄すぎると塗料がハジかれて
まだらになってしまいます。ここだけは慣れが必要ですね。








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4回目の吹き付けが終わったパーツ。

それからこれは当たり前の事ですが、とにかく「ホコリ」に注意
ホコリは塗装の天敵です。もし塗装面にホコリが乗ってしまった場合は
一旦完全に乾燥させてから1000~1500番くらいのサンドペーパーでこすり落とし、
また塗装してやりましょう。









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塗装が終わったら1~2時間おいてマスキングテープを剥がします。
塗装面にキズをつけないように慎重に。

ここで注意。

マスキングテープ剥がしは塗装が終了してから5時間以内くらいまでに行って下さい。
(ただしラッカー系塗料の場合。)

なぜかと言うと、完全に乾燥させてしまうと塗膜が硬くなり、マスキングテープを剥がす際
塗膜まで剥がれてしまうことがある為です。

かと言って早すぎるのもいけません。テープを剥がす時に塗料が糸を引くようでは
剥がすのが早すぎます。この場合はもう少し乾燥を待ちましょう。


では今回はここまで。
次回の「オリジナルミクロを作ろう!」は塗装の修正とクリアコートの予定です。






2007/10/04(Thu) | オリジナルミクロを作る | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
コメント
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毎度の詳しい説明、大変参考になります。

>塗装1回につき、最低20~30分間を空けて次の吹き付けに移りましょう
私はエアブラシ初心者なのですが、
待っている間は洗浄はしなくても大丈夫なのでしょうか?
噴射口が小さいので、すぐ詰まってしまう不安に襲われます。
by: 遊慈 * 2007/10/04 22:09 * URL [ 編集] | page top↑
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毎回参考にさせて頂いてます~。

僕の場合、メルセデスは缶スプレー、ローレンは筆塗りで仕上げてました。

缶スプレーは均一に塗るのが難しく、筆はムラになってます(爆)
仕方がないのでペーパーで軽くならして応急処置ですが。

でも最近エアブラシを無事発掘したので、それに挑戦しようと思っております。
by: 赤帽子 * 2007/10/04 22:16 * URL [ 編集] | page top↑
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『いいんちょ@サンのオリミクをつくろう』教室もいよいよ架橋ですね!
しかし、本当に教本の様ですよねぇw
読んでて唸ってしまいますもん♪事細かく・ポイントも抑えてますし。

実は私もミスターカラーのエアブラシ(缶のですけどネ)を倉庫から発掘しました!
なんとか挑戦してみます!・・そのうち!(ダメなヤツ)
by: SAT * 2007/10/04 22:33 * URL [ 編集] | page top↑
--遊慈様--

コメントありがとうございます。

>洗浄はしなくても大丈夫なのでしょうか?

結論から言うと、私のようなダブルアクションのエアブラシの場合は
大丈夫です。

エアブラシはニードルと呼ばれる針状の部品が前後して
噴射ノズルから出る塗料の量を調節しますが、
ダブルアクションのエアブラシはエア&塗料噴射ボタンを放しているときは
ニードルは最前位置まで前進し、噴射ノズルの穴を完全に
ふさいだ状態になります。

機械的に塗料噴射ノズルが塞がれているので、
塗料が固まってノズルを塞いでしまうということはまずありえません。

塗料カップのフタを閉めずに放って置いたり、塗料に異物が
混じっていたりした場合は詰まる可能性がありますが、
こんな乱暴な使い方はさすがに論外です。

詳しい説明はちょっと省きますが「シングルアクションタイプ」の
エアブラシではうっかりすると塗料でノズルが詰まるトラブルが起こる
可能性があります。

このあたりも私がシングルアクションよりダブルアクションを
すすめる理由です。
by: いいんちょ@ * 2007/10/04 23:33 * URL [ 編集] | page top↑
--赤帽子様--

コメントありがとうございます。

>筆はムラになってます

ラッカー系塗料をお使いでしたら、塗料に「リターダー」を少量加えると
乾燥が遅くなって伸びがよくなり、ムラが出にくくなります。
ただあんまり加えすぎると塗料が乾かなくなるので
筆塗りの場合は塗料に対して1割ほど混ぜるとよいでしょう。

>エアブラシを無事発掘

おお、それはめでたいですね。どんなタイプか判れば
アドバイスできるのですが・・・。
by: いいんちょ@ * 2007/10/04 23:43 * URL [ 編集] | page top↑
--SAT様--

コメントありがとうございます。

>いよいよ佳境

いや・・・ところがどっこいこの先もいろいろあるんですよ(苦笑)

>ミスターカラーのエアブラシ

塗料ビンがノズルの下に付いてる「プロスプレー」シリーズですか?
それとも「プロコンBOY」のシングルかな・・・?

プロスプレーシリーズはちょっとノズル調整が微妙なんですよね。
あの手の簡易タイプは初心者向きに見えて、実はある程度
エアブラシの経験がないと使いこなせないというなんとも
もどかしいシロモノだったりします・・・。
by: いいんちょ@ * 2007/10/04 23:59 * URL [ 編集] | page top↑
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毎度、作業工程のご紹介お疲れ様です。
配色の構想やマスキングまで、お仕事細かくて素敵です。
ラフ画用意して、パターン構想するとかすらやりません(笑)
なんかいつも行き当たりばったりなんですよね。

マスターのようなクオリティを出すには、それ相応の
苦労と努力が必要なのですね。

しかし、こう写真などを使ってわかりやすく説明していただけると
自分もやる気が出てくるな。
マスターの作業工程紹介ページ、保存させていただきます(笑)
by: くろぬこ * 2007/10/05 13:36 * URL [ 編集] | page top↑
--くろぬこ様--

コメントありがとうございます。

>ラフ画用意して、パターン構想

いや、私も普段はやりませんよ(笑)
ただこれだと「悪い見本」になってしまうので
今回は珍しくラフスケッチ描いてみましたが。

>苦労と努力が必要

いえいえ、私のやっている事は「知っていれば誰でも実行可能」な
レベルに過ぎません。努力や経験が必要なのは
これ以上のモノを作ろうとする時だけですよ。
ぶっちゃけ道具をそろえて後は時間さえあれば
私のオリミクくらいの物は誰でも作れます。

コツがあるとすれば、
「やる気になった時に一気に完成まで持っていく事」ぐらいですね。
by: いいんちょ@ * 2007/10/05 18:45 * URL [ 編集] | page top↑
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