オリジナルミクロを作ろう! ヘッド編その1
本日はリクエストの多かったオリジナルミクロの製作法を紹介します。
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さて、このシリーズでは以前のアンケートで要望が多かったオリジナルミクロの
製作法を紹介していこうと思います。

これはあくまでヘタッピな私に合わせたやり方なのでまあ参考程度にでもして下さい。


まずは私のオリジナルミクロレディを作る際の基本ルール(縛りとも言う)を
説明しておきます。


1:「とにかく低コスト」
私が極度の貧乏性なのもありますが、1体のオリジナルミクロ作るのに
何千円もかけてちゃラチがあきません。
それなら正規商品買えちゃいますからね・・・。

ですからよくありがちな関節の組み換えも使いませんし、ボディのペイントも1色のみ。
高価な塗料や素材、入手困難な材料は一切ナシ。私が使う材料は普通の
模型屋さんで揃う物ばかりです。

塗料や薄め液、基本工具などを一から揃えるとなるとかなりお金がかかりますが
後々もずっと使えるのでこれは考えない事にします。

例外はエアブラシとコンプレッサーですね。塗装は缶スプレーでも代用は可能ですが
製作難易度が跳ね上がる(理由はボディ塗装編で解説)ので・・・。


2:「とにかくローテク」
巷ではパテやキャスト複製を使用した大胆かつ素晴らしい改造作品を
よく見かけますが、この手の改造は難易度が高くて失敗しやすく、とても私のような
小心者には真似できません。

ジゼルは例外的に頭部にパテを使用していますが、形状は単純ですし
量産を全く考慮せずに作った数少ない例外的なキャラですね。

とにかく「失敗しても何度もやり直せる作り方」ってのが私の基本なので
マテフォ素体をヤスリで削ったりドリルで穴を開けたりとかの加工も一切やりません。

ただ「手間」はそれなりにかけます。なんといっても「手間」はタダですので(爆)

前置きが長くなりました。では改造スタートです。
まずはヘッド選びから・・・。











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今回改造用ヘッドに用意したのはこの2体のガシャポンフィギュア。
左がバンダイHGIFシリーズ、.hack/vol2の「昴」、右が同じくHGIFシリーズ
サクラ大戦第二幕の「マリア・タチバナ」です。中古フィギュアを扱う
「万代書店」で入手。

さて、ヘッド用ガシャを選ぶ時のコツですが、何か基準となるフィギュアを探して
手に取り、合いそうなフィギュアを見つけたら基準のフィギュアと比べてみて
サイズを判断するのが手っ取り早いです。

私の場合は「マリエッタ」に使用した貞本コレクションの「伊吹マヤ」が
基準になっています。

このとき注意するのは髪を含めた頭全体の大きさではなく、あくまで顔の
大きさで比べる
事ですね。

それから私は正規商品のミクロと絡める事も多いので、今流行の顔が寸詰まりで
目が極端に大きい、いわゆる「萌え系」キャラは避けています。

もう一つは髪型で、あまり動きのある髪型はポーズが限定されて使いにくいので
これも避けます。後ろ髪が長いキャラも可動範囲を著しく狭めてしまうので
ショートカットのキャラがオススメです。







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では加工に入りましょう。最初の工程、首のカットと穴あけに使用する工具です。

左からプラ用薄刃ニッパー、デザインナイフ、ピンバイスとドリル刃セット。

ニッパーやドリルは100円ショップ等でも買えますが、こういった「刃物系」の工具は
ちょっといい物を買った方が長持ちするし、作業効率があがるので元は充分とれます。

工具に詳しくない方はとりあえずタミヤ製の工具を買うといいでしょう。
模型店で入手できるし、値段の割りに高品質です。

ドリル刃は3ミリ径が必須。それより細い物がもう一本あれば完璧です。







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まずはマリアから。
首と頭が一体化しているタイプなので首を切り離します。
この段階ではあまり根元で切断する必要はありません。

左手の人差し指に当たっている突起(ハネ毛)も邪魔なのでカットします。







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切り残した首部分をデザインナイフで慎重に削っていきます。
削りすぎと力の入れすぎに注意してください。







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昴はダボ穴タイプでした。
首の部分が短いながらも残っているのでこれもデザインナイフで削り落とします。







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首を削り落としました。完成後はほとんど見えなくなる箇所なので
それほどキレイに仕上げる必要はありません。

ある模型雑誌でプロの大御所スケールモデラーの方がこんな事を言ってました。

「塗れない所は見えない所」

つまり組み立て後に筆も届かんような場所まで手をかけるのはバカらしい。
そんな暇があったら見える部分にもっと手をかけろという意味なのですが、
まさに名言です(笑)






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ピンバイス(ドリル)で軸穴を開けます。
ただしイキナリ3ミリ径ドリルで穴を開けてはいけません。
ドリルの先がズレて変な所に穴が開く危険性が高いのです。

ココは面倒でも3ミリより径の細いドリルでガイドになる穴を軽く開け、
それから3ミリ径ドリルで慎重に、ゆっくりと穴を開けていきましょう。

穴を開けながらヘッドの前後左右をよく見てドリルがヘッドに垂直に
刺さっているかどうか、確認しながら穴を開けていきます。








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穴を開けたら仮のボディに接続してバランスをチェックします。
差し込みがキツイようでしたらヘッドの軸穴に3ミリドリルを差し込み、
ドリルを回しながら円を描くようにドリルを「こじる」といいでしょう。

ただこれもやりすぎに注意。ユルユルになっては元も子もありません。





思わず長くなってしまったので今回はココまで。
次回の「オリジナルミクロを作ろう!」は「塗装前の下処理」の予定です。






2007/09/14(Fri) | オリジナルミクロを作る | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑
コメント
--参考になります!--

実は茶マテのヘッドを見付けてきて穴を開けたんですが、
元から開いていた穴をガイドにしたにも関わらず、とんでもなく
ズレまして・・・(汗)
とりあえずエポパテで埋めて開け直そうかと思ってます。

こちらの記事も参考にさせていただきますね。
by: 赤帽子 * 2007/09/14 20:07 * URL [ 編集] | page top↑
--赤帽子様--

コメントありがとうございます。

>エポパテで埋めて開け直そうかと

ズレて開けてしまった穴にエポパテをつめて3ミリドリルで
穴を開けなおすのも一つの方法ですが、ガシャの材質は柔らかく、
エポパテとは硬度差が大きくて再びキレイに穴を開けるのは
ちょっと難しいと思いますが別の手もあります。

まず3ミリより大きい径のドリルを用意し、ずれてしまった穴を
さらに大きく広げます。
このとき本来開けたかった3ミリの穴の部分を完全に含むように
開けるのがコツです。

次にマテフォの背中のネジを緩めて首のボールジョイントを取り外します。

さきほどヘッドに開けた大穴にエポパテを詰め込み、
硬化する前に首のボールジョイントの軸にメンソレータムを
タップリ塗りつけ、エポパテを詰めた穴に突き刺します。

エポパテが固まる前なら位置の微調整も可能です。
エポパテが硬化したらボールジョイントを引き抜き、
パテ部分を成型すればOKです。

手間は多いですが確実性は高いと思います。
by: いいんちょ@ * 2007/09/14 21:20 * URL [ 編集] | page top↑
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最近はガチャが大型化(ついでに高額化)してるから中々良いヘッドが無いですねー。
リューターがあると位置調整しながら穴広げられるので便利ですよ。
by: misodrill * 2007/09/15 00:13 * URL [ 編集] | page top↑
--いいんちょ@先生--

こんばんは♪
これはミクロものにはツボな企画ですね!
フィグの選択基準が全く同じだったのが面白くて嬉しかったです♪
次回の塗装にはヘッドパーツの眼の処理もありますか?次回もギザ楽しみにしてます!!
by: SAT * 2007/09/15 00:15 * URL [ 編集] | page top↑
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穴の位置や角度を失敗したら、私は穴を一回り大きく開けなおしたあと、中にPVCを薄く削った板を瞬着で貼り付けて穴の位置を調整しています。もちろん、キレイな円い穴にはなりませんが、軸を保持さえできればいいや、と思っています。

個人的には、「切る・貼る・削る・筆塗り」が第一段階、「パテ」が第2段階、「缶スプレー」が第3段階で、型取りとかエアブラシになると、ちょっと素人が手を出してはいけない聖域のように感じてますねー。エアブラシはあこがれるんだけど、「俺なんかがエアブラシを持つなんて」と恐れ多くて…
by: yoyon_bee * 2007/09/15 04:06 * URL [ 編集] | page top↑
--misodrill様--

コメントありがとうございます。

>中々良いヘッド

単にガシャフィギュア集めてる人にはサイズが大きくなった方が
嬉しいんでしょうが、ミクロ改造に使うには困りますよね。

>リューター

私も一応持っていますがオリミクロ作りにはほとんど
出番はないですね。
失敗した軸穴の調整とかには使えますが、もうこの手の
ガシャヘッドオリミクロを11体も作っているので、さすがに
穴あけの失敗は少なく無くなりました(笑)
by: いいんちょ@ * 2007/09/15 13:14 * URL [ 編集] | page top↑
--SAT様--

コメントありがとうございます。

>先生

いや何とも恐れ多い・・・。
SATさんの次にコメントくださったyoyon_beeさんとかの方が
「先生」と呼ぶにふさわしいテクの持ち主ですよ。

>ヘッドパーツの眼の処理

「昴」は瞳のモールドが彫刻されているタイプだったので
パテ埋めもやりました。
次回記事でやり方紹介しますね。
by: いいんちょ@ * 2007/09/15 13:18 * URL [ 編集] | page top↑
--yoyon_bee様--

コメントありがとうございます。

>穴の位置を調整

なるほど、いろんな方法がありますねぇ~。
「軸を保持できればいい」はまさに仰る通り。
「塗れない所は見えない所」ですね。

>俺なんかがエアブラシを持つなんて

エアブラシシステムは値段の高さから「上級者用」「難しい」と
誤解されがちですが、今回のオリミクロ作りのような
「対象物が小さい・単色ベタ塗り」という条件下なら
筆塗りや缶スプレー塗装よりはるかに簡単で、
確実にキレイに塗装できるものです。

「慣れ」や「技術」なんてどこにも必要ないんですよマジで。
必要なのは事前のセッティングに関する知識と、
メンテナンスに関する知識だけです。

その辺の詳しい説明は「ヘッド塗装編」「ボディ塗装編」で
やるつもりですが、私はエアブラシを使い始めてから
「筆塗りや缶スプレー塗装って難しいなぁ」とか
思う事もしばしばです。

yoyon_beeさんくらいのレベルの方でしたら
楽勝で使いこなせると思いますよ。
by: いいんちょ@ * 2007/09/15 13:32 * URL [ 編集] | page top↑
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俺ミク製作の手順その1、お疲れ様ですー

現在、数個作りつつ放置気味のサクラんですw

とりあえず、スティーラさんの筒乳を整形中ですわw

8個ほど製作に着手し6個ぐらい作っている途中です

by: サクラん * 2007/09/16 09:45 * URL [ 編集] | page top↑
--サクラん様--

コメントありがとうございます。

>スティーラさんの筒乳

あれはとても正気の沙汰とは思えない造型ですからねぇ。
とりあえず責任者はミクロファンの前に出てきて謝れと。

>8個ほど製作に着手し6個ぐらい作っている

サクラんさんは「複数同時進行タイプ」ですか。
私は同時進行はせいぜい2体までですね。

この手のモノ作りってやる気になった時に一気に完成まで
持っていかないと挫折したり放棄したりしがちなので・・・。
by: いいんちょ@ * 2007/09/16 11:02 * URL [ 編集] | page top↑
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