全長/14.5m
全高/4.4m
重量/24.3t
最高速度/150km(陸上) 35ノット(水上)
武装
AMD20mmビーム砲x2
4連装地対空ミサイル
バイトファング
スマッシュアップテイル
定価600円(税別)
バリゲーターは旧大戦時に渡河作戦・上陸作戦を想定して開発された小型ゾイドです。
水中に潜る事も可能な水陸両用機で、川や沼、湿地帯での戦闘を得意としています。
小型機としては強力な格闘戦兵装であるバイトファングを持っており、
前述の渡河・上陸作戦のほか、水中に潜み、近寄ってきた陸戦用ゾイドに
襲いかかって水中に引きずり込むという本物のワニさながらの戦法を使う
奇襲攻撃にも多用されました。
新大戦開戦時には共和国で唯一水中・水上作戦に対応できたゾイドで
共和国海軍にも多数配備されていましたが、帝国軍の水陸両用ゾイド
ブラキオスの強力な火力に対抗できず、多数が撃破されてしまいました。
また水上戦用ゾイドとしては速力が35ノットと遅く(巨体のウルトラザウルスより遅い)
本格的な艦隊戦には無理があったようです。
しかし共和国には小型クラスで水中・水上戦に対応したゾイドが無かったために
その後もアンダー海海戦でウルトラザウルスの護衛を勤めるなど活躍を続けています。

フロント&リアビュー。
初期の小型ゾイドとは思えないほど全身に凝ったモールドが施されており、
兵器としてのリアリティにあふれています。
ただその分、付属のシールを貼る面積が少ないのが難。
スタイルはワニそのものと言った感じで小型ゾイドらしからぬカッコよさです。

頭部アップ。
キャノピーはもちろん開閉可能で、パイロットが1名搭乗しています。
肩に装備されているのはAMD20mmビーム砲。
格闘戦メインの機体とは言えどもちょっと火力不足か。

小型ゾイドにしては巨大な格闘戦兵装・バイトファング。
こいつで敵のゾイドをガブッと・・・ってオイ
「パイロット丸出しだぞ!」(笑)
う~ん、パーツを減らしてコストを削減するためなんでしょうが、
ここはなんとかしてもらいたかった所。

打撃武器にもなる尻尾・スマッシュアップテイル。
腰には4連地対空ミサイルが装備されています。
余談ですが新大戦においてバリゲーターの火力不足を補うために
頭部両脇のハードポイントに小型ビームガンをつけた機体や、
4連地対空ミサイルを撤去してコマンドウルフ用ロングレンジライフルを
装備した機体が公式ファンブックで確認できます。

バリゲーターは小型ゼンマイを内蔵しており、頭部と尻尾を左右に振りながら
前進歩行します。
本物のワニはゆったりした歩き方ですが、バリゲーターはなんというか
かなり元気なキビキビした歩き方です。
けっこうカワイイんですよコレが(笑)。

ここからはプチ自慢コーナー(笑)。
我が家で奇跡的に生き残っていた旧ゾイド時代のバリゲーターです。
左前足の装甲が欠落しているほかは完全です。

もちろん旧ゾイドの証、金メッキパイロットが搭乗してます。

新旧バリゲーターの比較。
旧バリゲーターはネイビーブルー&クリーム色のツートンに対し
新バリゲーターはダークグリーン&ブルーグレイのツートンカラーになっています。
新カラーの方がちょっと地味かな。
さて、ちょっと地味なヤラレ役といった感のあるバリゲーターですが、
組んでみると意外と味のあるゾイドですよ。
動きも秀逸(と言うかカワイイ)で、実はこのクラスで4足歩行と
首振り、尻尾振りを同時にこなすゾイドは意外にもバリゲーターだけです。
以前紹介したモルガといい、ホントこの頃のギミック設計者はスゴイですね。
唯一にして最大の問題はあのコクピット。口をカッと開けた姿が様になるだけに
ちょっともったいなかったかも。
それでも私は大好きなゾイドなんですけどね。ではまた次回。
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