全高/8.64m
重量/90.5t
最高速度/290.0km
武装
エレクトロンバイトファング
エレクトロンストライククローx4
2連装マルチディスチャージャーx2
定価2500円(税別)
西方大陸戦争末期に完成した高速ゾイド「ライガーゼロ」はその高性能と
CAS(チェンジングアーマーシステム)による多用途性で大活躍しましたが、
その反面ベースである完全野生ライオン型ゾイドの捕獲の困難さや
CAS等の新機軸を盛り込んだ為に、前任の高速ゾイドであるブレードライガーに比べて
コストが3倍以上に跳ね上がり量産は極めて困難でした。
そこで共和国軍がゼロの不足を補う大型高速ゾイドとして開発したのが
このケーニッヒウルフです。
ケーニッヒウルフは中央大陸産の野生狼型ゾイドよりはるかに大型の西方大陸産の
狼型野生ゾイドをベースにしており、CASこそ採用しなかったものの
ゼロ同様に野生種本来の生命力・闘争本能を生かした設計となっており
パワー・機動力共にゼロにも引けを取らない高性能機となりました。
機体の全エネルギーを牙に集中させて敵を噛み砕く「エレクトリックファンガー」と言う
必殺技を持っていますが、強力な威力の代償として一時的な機能不全に陥る危険があって
多用はできません。

フロント&リアビュー。
スタイルはなかなか精悍。
ピュアホワイトのアーマーが目を引きますが、素組みのままだとディテールが見づらいので
スミ入れした方がいいですね。
サイズはライガーゼロよりわずかに大きいです。

頭部アップ。
う~ん、共和国ゾイドなのにまたしてもキャノピー式ではなく装甲ハッチ型。
面構えもかなり凶暴そうです。
パイロットが1名搭乗。耳が左右に、口が手動で開閉できます。

首には胴体側と頭側に可動軸があって上下に大きく動かせます。

背中の強制冷却ファンは歩行と連動して回転します。
フルパワー時のオーバーヒートを防ぐ為に装備されていると言う設定。

同じ狼型ゾイドであるコマンドウルフ同様、後部にスモークディスチャージャーを装備。
尻尾も上下に可動できます。

頭部には精密射撃スコープと暗視装置を組み合わせたヘッドギアを装備。
別名「ステルスキラー」とも呼ばれ、公式ファンブック4ではロブ・ハーマン中佐搭乗の
ケーニッヒはこれを使って奇襲してきた光学迷彩ゾイド・ライガーゼロイクスを
撃破しています。
・・・が、ここでちょっと疑問が。このヘッドギアは明らかに射撃戦用の装備ですが、
キットのままのいわゆる「標準状態」のケーニッヒは
飛び道具一切持ってません(爆)
なんじゃそりゃ・・・もうこりゃ明らかに別売オプションの
「デュアルスナイパーライフル」と「5連装ミサイルポッド」買えって事なんですか?

で、結局買ってるし(笑)
中央が「デュアルスナイパーライフル」、左右が「5連装ミサイルポッド」。
この2つ、ケーニッヒと同時発売されたのですが販売数が少なくて
店頭ではアッと言う間に消えてしまい、ゾイドファンにものすごく不評を買った
いわくつきのアイテム。

ライフルとミサイル両方を装備した通称ヘビーアームズケーニッヒ。
スナイパーライフルは折りたたみ可能。5連ミサイルもハッチが開閉可能です。

スナイパーライフル後部をスライドさせると弾丸ベルトが回転するギミックがあります。

ケーニッヒウルフはモーターを内蔵しており、背中のファンを回しながら
前進歩行します。
しかし足首が動力と連動しておらず、アゴの開閉も手動と電動ギミックは
ちょっと物足りない感じ。
ではまとめを。
ライガーゼロの不足を補う大型高速ゾイドとして発売されたケーニッヒウルフですが
全体的なデザインは悪くないものの大きさの割りにギミック的に乏しく、
精密射撃用スコープを持ちながら射撃兵装が無かったり、その
名前もどっちかと言うと帝国風(ドイツ語)という
チグハグさもあったりしてデキとしてはちょっと微妙な感じです。
以上、ケーニッヒウルフでした。
おおかみさん、ベルハウスで安売りしてたんでどーしようかと思ってるんですが、やっぱイマイチですか。ゾイドは動きの面白さが無いとやっぱり、ですね。何せデカいからウチじゃそうそう置いとけないし・・・・。
コメントありがとうございます。
>安売りしてたんで
安売りなら買ってもまあ損ではないかと。
デザインそのものはなかなか精悍ですし。
ただライガーゼロよりやや大きいサイズでありながら
足首や口の開閉の連動ギミックを持っていなかったり
スコープを持ちながら射撃兵装がなかったりと、どうも
大型ゾイドとしては中途半端さが目に付くんですよね・・・。
ギガと並び勿体無すぎるゾイド。
スコープが付いているのに火器無しなのは、ギガ以上に謎。設定でこそギガは格闘に特化している分まだ分かるが、王狼は特にそういった記述もない。
見た目はまさに新型狼ゾイドといった佇まいで悪くないですが、勿体無すぎる。
ハイリスクハイリターンな技は余程リターンが大きくなければ使わえないのに、王狼は使った形跡すらない(=威力を知り様が無い)のは勿体無い。
また、ゼロの代替機、廉価板で就役したそうですが、直後にダークスパイナーが就役した事で置物と化し、少数生産されただけと、不遇に拍車がかかる。
なぜ火器が全く搭載されていないのか。
なぜゼロと同じくコストのかかる完全野生体で代替出来ると考えたのか。
なぜ産業廃棄物技を持たされるに至ったのか。
謎が謎を呼ぶ迷機です。
ゼロの劣化と言われても仕方ない気の毒すぎる迷機ですな。
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