全長/17.0m
全高/6.0m
重量/34.0t
最高飛行速度/M3.0
武装
可変レーザーブレード
ストライククローX4
レドラーは旧大戦で滅亡したゼネバス帝国が完成させた空戦用ゾイドで
マッハ3に及ぶ高速を持ち、すれ違いざまに敵を切り裂くレーザーブレードを用いた
一撃離脱戦法を得意とするゾイドです。
特に高高度での性能に優れ、旧大戦においては高高度はレドラー、
低高度ではシュトルヒというコンビネーションで共和国の
主力戦闘機型ゾイドであるプテラスを圧倒。
新大戦でもガイロス帝国によって使用され、やはりプテラス主体の
共和国空軍はレドラーに全く歯が立たず、制空権を奪われてしまいました。
まさに空の王者であったレドラーですが、開戦後しばらくして現れた
共和国空軍の切り札たる飛行ゾイド「ストームソーダー」によって
かつてプテラスが受けた屈辱を今度はレドラーが味わうことになります。
しかもタップリと利子つきで。ええ(涙)

フロント&リアビュー。
ゾイドは大抵既存の動物をモチーフにしていますが全く想像上の動物を
モチーフにすることは珍しいですね。
空戦ゾイドらしくスマートな体型です。

頭部コックピット。パイロットが1名搭乗しています。
キャノピーは紫色というゾイドでは珍しい色ですね。

首は角度を変更できます。

翼も濃いめのクリアパープルの成型色です。

レドラー最大の武器である尻尾のレーザーブレード。
折りたたみ式になっていて、普段は尻尾内部に収納されています。
レドラーはこのレーザーブレードによるすれ違いざまの攻撃を得意としていて
その戦い方はまるで中世の馬に乗りランスを持った騎士の戦い方を彷彿とさせます。
格闘用兵器しか持たず、ある意味男らしい(?)ゾイドとも言えるレドラーですが
しかしあまりにこの戦い方にこだわり過ぎた為か搭載力が低く、
チューンアップの余裕もあまり無かった事がのちにストームソーダーに
苦杯を舐めさせられる原因の1つになってしまいます・・・。

レドラーは動力源として大型ゼンマイ(Hiパワーユニット)を内蔵しており
翼を羽ばたかせながら四肢を動かして前進歩行します。

レドラーは現代の戦闘機で例えるとミグ21や25のようなイメージがありますね。
スピード命な所とか搭載量が少ない所とか。
さて、レドラーのキットですが中型ゾイドの割にはシンプルすぎて
ちと食い足りないかも。
手動での可動部も3箇所しかないし、固定武装も少なすぎ。
空戦ゾイドらしいスマートなそのスタイルは好きなんですが。
にしてもマシンガンか空対空ミサイルくらい付けてやれよガイロスさん・・・。
orz
以上、レドラーでした。
レドラーは元々“格闘専用戦闘機”というコンセプトで開発された機体ですから、機動性を重視して軽量化されている為、最初っから固定武装や内蔵火器を搭載出来るスペースが無かったんですよね。
現行兵器でも、多目的な万能型というのは中途半端なスペックで終わりやすいといいます。ですから、機動性を活かした通り魔戦法が前提とした、異様に偏った性能のレドラーもあながち間違いとは言えません、言えませんが…時代に取り残されてしまった不運の機体とも言えるでしょう。旧式のゴジュラスでさえ、そこそこの拡張性でなんとか頑張ってるのに_| ̄|O|||
それはさておき、流麗なフォルムが美しいですねレドラー。ブラックやレッドのバリエーションもありますが、このパープルカラーが一番好みですね。
レドラーは単能機ゆえに、得意とする領域(と言うか戦い方)では
抜群の性能を発揮しましたが、この手の機体の問題は
1:「同じような性格の上位機体には全く歯が立たない」事と、
2:「転職が効かない」と言う事だと思います。
1:はストームソーダーがまさにソレ。レドラーと同じく
格闘戦を得意としながらもスピード・装備いずれも勝っており
レドラーはコテンパンにやられてしまいました(涙)。
かといって別の任務を割り当てようとしても搭載力が少なくて
役に立たないという袋小路に・・・。
私もちょっと可哀想だなとは思いましたが、それでも
一時期黄金時代を築いた機体ですからまだマシかも(笑)。
>パープルカラーが一番好み
ゼネバスレッドの旧カラーも捨てがたいですが、私も
現行のパープルカラーが一番好きですね。
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