レイ「カイト!がんばって!」

マノン「次はあなたですか」
カイト「さあ、来い!アクロマノン!」
マノン「あ、そうそう。その前にあなたにお返ししなきゃならない物があるんですけど」
カイト「は?」

マノン「じゃ、これ。確かにお返ししました」
カイト「何?これ・・・手紙??」

ライアン「おいカイト、何だその手紙は!・・・ハートの封って、ラブレターじゃねえか!」
ロベルト「なになに?『アクロマノン様へ・・・カイトより』って書いてあるよ~
カイトも隅に置けないね~」
マノン「ご好意は嬉しいんですが・・・二又かけられるのって好きじゃないですから」
カイト「えっ!?ちょ、ちょっと待ってください!僕には何のことやらさっぱり・・・」

レイ「カ~イ~ト~っ!」
カイト「うわっ!れ、レイ!」
レイ「これはどういう事ぉ~~~っっ!!」
カイト「レイ!こっ、これはきっと何かの間違いで・・・」

レイ「私というものがありながら!許せないっ!この浮気者!女の敵っ!!」
げしっどかっべきっばきっぼこっ
カイト「うわぁぁぁっ!れ、レイっ誤解だぁっ・・・げほおっ!」
ロベルト「あああ~、レイってば落ち着いて~!そんなに殴ったら死んじゃうよぉ~!」
ライアン「どれどれ、カイトのヤツどんな口説き文句を・・・・あ!!」

ライアン「レイっ!ストップストップ!このラブレターの中身を見ろ!」
ロベルト「あっ!これって・・・」
レイ「にっ・・・ニセ手紙~~~っ!?」

レイ「キャ~~~ッ!カイトごめんなさぁ~~~~い!!」
ロベルト「だっ、ダメだよ完全にのびちゃってる・・・」
マノン「はい、これで2人目KOと」
ライアン「てっ、テメエっ!また姑息な手を使いやがって!」
マノン「はあ?・・・『偽書の計』なんて文字が発明されたころからある
超古典的な計略じゃないですか。この程度の策で姑息と言われても困りますね」

マノン「まさかこんな古臭い手に簡単に引っかかるとはこちらが驚きましたが。
ミクロマンは『歴史に学ぶ』という事をしないんですか?
いったい学校で何習ってきたんです?
そもそも手紙1枚で崩壊するってどんだけ人間関係薄っぺらなんですか?
よくそんな信用出来ない連中同士で一緒に戦えますよね。
あなた達、ひょっとして脳細胞が麻痺しちゃってるんじゃないですか?」
ロベルト「らっ、ライアン~~っ!ボク達またメチャクチャ言われてるよぉ~~~!!」
ライアン「くうっ~~~悔しいがまたしても一言も言い返せねぇ・・・っ!!」

ボル「いやぁ~、実にえげつない手を平気で使うんだねぇマノン君」
マノン「・・・くどいようですが博士にだけは言われたくないっ」
その4へ続く。
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コメントありがとうございます。
ご指摘の件、調べてみました。確かにおっしゃるとおり
本来は逆の意味で、現在は誤用の方が広まって
一般的に使われてるようですね。
「ちょっと気になる」とのことで修正してみました。
非公開コメントでなくても構いませんので
何か間違いがありましたら遠慮なくコメントしてくださいね。
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